メトロポリタン美術館

 足に自信がないが、メトロポリタン美術館に。慎重に足を引きずりながら、

歩く。

 今回は、無制限で使えるメトロカードを買っていないので、バスを使うこと

が出来ない。

 駅まで歩き、駅からも歩いて帰ってくる。

メトロポリタンに行く前に、銀行によって、現金を出した。

500ドル出し、もう少し、と金額をいれると、出せない。

一日の限度が500ドルになっていた。

美術館に行く前に、デリカキッチンがあって、美味しいと聞いてたので、

今日は、ここで食べていこうと、一旦は入り、お寿司を持って、レジに並んだ

が、食べられるテーブルが詰まってる。

今夜は、ロブスターをタ買って来て、ゆがいてもらえる。寿司を元に戻して、

美術館に。

美術館の前にある、ホットドッグも美味しい。ずらりと並んでいる。

安いし、簡単にすませられるから、階段の上に座って、休みながら食べる人、

食べながら美術館に入って行く人、セントラルパークに行く人。

私はそれを買うのもやめて、まず入ってから、カフェテリアに行くことにし

た。トイレがそばにあるので、トイレに行きたかったから。

美術館のチケットは、この前よりもさらに上がって、25ドルになっている。

地下鉄のチケットも、2ドル25セントに上がっている。

地下鉄とバスを乗り継いだら、5ドル。

カフェテリアにも、お寿司がある。一人前が、15ドルくら。横目で、美味し

そうだな、と生唾ゴックン。

それから、ハンバーグや、パスタ、お料理のコーナーを見て、そこも諦め、

サラダバーに。

サラダバーの取り方は、目方だから、一番軽いサラダ菜を一杯入れて、そこに

オニオンとチーズ、ツナを少々、にんじんも少し、ハムを一切れ入れる。

ドレッシングは、別の容器に入れる。

目方のはるものを入れると、値段がすごく上がる。

ビーンズや、煮物野菜、卵などを入れると、サラダとは言えない値段になるの

で、ご用心。

パンも上がった。以前は50セントだった、小さなパンが、」1ドル50セン

トになっている。これがないと、お腹が持たない。

飲み水を買っている人がいるけれど、ここには、無料の水があるので、飲み物

は買わない。

で、レジの測りにかけける。今日は5ドル90セントだった。

サラダバーの常連さんなら、こういう取り方を知っているのだが、頓着しない

で、20ドル以上払っている人の方が多い。

私も、以前に、若い女性がそうしているのを見て、その後、これを実行してい

る。

お腹が大きくなって、絵画を見ていると、眠気が酷くて、足も痛いし、立って

られない。ベンチに座る度に、居眠り。

ソファーは、滅多にないが、見つけて、座ると、少しの間を、別のお尻がねじ込

むように入ってくる。

背もたれに身体をつけていると、円形のソファの向こうの人が、座り込むと、

身体が放り出されるような感覚。

隣にいたおばさんは、私が起き上がっても、寝たまま。私がそこに戻って、座

る時も、そのまま寝ている。すっかり寝込んでいる。

ベンチに座っていると、頭が、かっくんと下に下がり、首がおかしくなって気

がつく。

ちょっと見て回ると、また座る、座るとうとうと。の繰り返しで、特別展も、

何も、ああしんどい、足が痛い。

時間は過ぎて、出たのは、いつものように、閉館です、と追い出されて。

とぼとぼ歩き、地下鉄にやっと乗れたら、ラッシュで満員。席が空くのは、

20から30分さきの、ルーズベルト駅。ここまではぎゅうぎゅう。

この駅は、幾つもの1線に別れての乗換駅。バスでラガーディアにも行ってい

る。

手すりにつかまりながら、まだ睡魔に襲われる。