空港に間に合った

 

昨夜はほとんど寝ていない。広すぎる,快適なベッドの上で、一睡も出来ず

に、朝を迎えた。その後、少し寝ていたようで、気づいたら10時前だった。

朝ご飯に置いてたバナナが見つからない。ノルマンディーホテルに忘れて来た

ようだ。

タウンジからもってっきた、ポテトチップスとコーヒー、りんごで朝食に変え

た。

朝、早く出るつもりだったのに、12時になってしまった。

荷物を預け、1ドルチップを渡し,近くの地下鉄に乗って、ナショナル、ギャ

ラリーに行く。

東館で、メッツを見たくて。時間があれば、もう一度、中華街の粉屋で、同じ

ダンプリング入りのラーメンを食べるつもり。

そんな余裕はなかった。

メッツの作品が、フェルメールのように、評価されないわけは、絵画に表れて

いる。同じ時代の、同じような絵画の描き方だが、フェルメールのルミエール

と絵画の深さがない。

東館に、フランス絵画の小品を集めているコーナーがある。仲に入ると,結構

広くて,沢山展示されている。

中で、セザンヌが髑髏を描いているのは珍しい。

結構沢山、あって、見ていると、時間が過ぎて、もう帰らないといけない。

ジョージ、オキーフの作品も何点かあって、ホッパーは?と差がしたがなかっ

た。

もういけない。チャイナタウンの駅まで必死に歩き、地下鉄でホテルに帰っ

た。時はすでに2時半。

ニューオルレアン行きの飛行機は、5時。

地下鉄で、二駅、そこからは、公共のバス5番でダラス空港に行く。

バスは、何本も出ていない。

ホテルでは、当然の如く、タクシーを使う客ばかり。

ブルボーイに、荷物をもらって、また1ドル渡し、例の酷い形相で、荷物を引

っ張る。

地下鉄を出て、5番のバスに乗ると言うと、左に曲がれと。

必死、。時間との戦い。バスが出た後だと、もうタクシーを使う以外に手はな

さそうだ。

幸い、沢山の人が待っていたので、もうすぐ来る。

一日チケットをここで使うつもりだった。

バスは6ドル。私の持っているのは、地下鉄用で、使えない。

こういう場合の為に,常に、細かいお金を持つように心がけている。

20ドル払って、5ドルや1ドルを貯めておく。

バスは満員。35分で行くはずが、チケットを買うのに、一人一人が手間取っ

て、いらいら。

空港への手前の駅で、親子が、野原に用をすませに行って、それでも時間のロ

ス。でもバスが出ない。

時間待ちなのか。

空港のどのあたりにバスが着くのかも不安。運転手に、ここが終点なのか、と

確かめた。皆、ぞろぞろ降りる。

UAのチケットカウンターは、ものすごい列。時間はもう1時間10分前だ。

優先の入り口にも長い列が出来ている。

アメリカでは、優先もエコノミーも、一緒に並んでいることが多い

おかまいなしだ。

間からするっと入って、ある程度の所まで行って、そこからは並んで待つ。

チケットカウンターで1時間を切った。

オールゲートと書いている。そこに入ると、これまた、凄い人が並んでいる。

荷物検査は、いくつもあって、こんなに沢山の人も、割合スムーズに通過させ

ていく。

前の人が,赤外線でひっかかって、また時間のロス。やっとゲートに行けると

思ったら、UAは,バスでゲートに運ばれる。すんでの所で、バスの扉が閉め

られ、次のに回された。

バスの中は広くて,一杯になるまで、時間待ちが長い。いらいらさせられるこ

とばかり。

こんなのが嫌なので、早い目に行動しているのに、ギャラーに行かなければ良

かったと後悔する。

バスのつく所から、ゲートのD30までの距離がわからない。

30分前を切って、25分しかない。

ゲートに着くと、まだ飛行機の中に入らないで、待っていた。やれやれだ。

お腹が空いている。咽が乾いている。

飛行機の中で、サンドイッチを買った。9ドルのサンドイッチ。

ワインの無料券を出して,白ワインをもらった。

今夜の夕食は、これで終わるかな。

食べきれないほどの大きさ。

ラップのタイ式チキンサンド。

ニューオリンズ空港まで、2時間半の飛行時間。

体力を蓄えておかないと。