飛行機会社もお国柄のサービス

 

UAのエコノミープラスは、足下を広く取っている。

最近、ANAに乗ったら、前が狭くて、身動きが取れなかった。映画は字幕が

あり、日本語への吹き替えも多く、日本映画も充実しているので、退屈はしな

いけれど、座席に余裕がないので、疲れる。

 UAは機内サービスが悪い。映画もほとんど英語だし、番組も少ない。食事

はシンプルでそっけない。

 ANAの食事とは,雲泥の差がある。

鳥カレーとサラダにパンが一個、デザートにクッキーがついている程度。

ワインも一本くれば、後は食後にコーヒーか紅茶を運んで来るまで、来ない。

食後の片付けも早く来て、引き上げていく。

ANAのように、長々と時間をかけ,木目の細かい心遣いはない。

食事が終わると、免税品をワゴンで一通り周り、アテンダント用に確保してい

る、席に休んでいる。エコノミー席ではなるが、身体を伸ばせて寝られるよう

に作られている。

休んでいるので、飲み物を持って回って来ることはほとんどない。

ほしければ、後部にもらいに行けば良いということなのだろう。

 飛行機会社は、それぞれにラウンジを,客に提供しているのだが、ここで

も、UAとANAのサービスの違いは、食べ物や飲み物では、断然ANAが良

いが、椅子は、UAがゆったりして,座りごこちが良く、リビングの感じがす

る。

日本は、ウサギ小屋と言われるように、狭い部屋,小さな家で、肩寄せ合って

生活している。食事は、一汁三彩、と言うように、ちょことしたものでも、品

数を揃える習慣がある。品数がないとわびしい。

旅館に行けば、品数の多さに、食べきれないくらいだけど、ご馳走の証なの

だ。

もてなしの心使いと、料理の品数が比例する。

サンフランシスコからニューヨーク

までのUA自慢のグルメ。ビジネスクラス。エコノミーは、食事もアルコールも別料金

アメリカは、貧しい人々でも、結構広い家で生活している人達がいる。

サブプライムローンで、大きな家を買って、そこを追われる家族の姿にも

ビッグで、居心地の良い家は、アメリカ人のドリームなのだ。

素晴らしいキッチン,見たことあるでしょう。ピカピカに磨かれて、すっきり

して、何も置いていない。

日本のキッチンは、ごちゃごちゃ一杯置いてる。すぐに使える場所に調味料

や、食器、食材がでて。

アメリカ人は、ほとんど料理をしない。料理をする人でも、いたってシンプル

な食事しか作らない。

ワンディッシュ。ハンバーガー、シリアル、野菜はマッシュポテトか、ジャガ

イモ。とうもろこし。簡単で調理に時間をかけないものばかり。

飛行機会社のサービスに、見事に表れているでしょう。