モロー美術館

 

日曜日,いくつかの美術館が半額、もしくは、割引きがある。

長い間、訪れていない、モローの美術館に出かけた。

地下鉄の12番線、トリニテから、歩いて5分、アパルトマンの一角にある。

途中で、そういえば、確か、昼の休みがあったなあ、と思い出した。

初めて行った時に,閉まっていて、昼から開くまで、そのあたりで時間を潰し

たことを。

時計は、11時を回っている。まあ時間んまでせっく来たのだから。

入ると、5ユーロ。半額ではないのですか、と聞くと、第一日曜日だけ、

無料だ、という。以前は,半額だったのに、この調子では、どこもそういう恩

恵はなくなったのでは。

ルーブルだって、夜間料金廃止だった。

モローの館、アトリエを、そのまま美術館にしているので、アパートの内部

も、アトリエとして、どのように描いて居るのか、描きかけ、未完成で亡くな

った作品,画家が勉強になる美術館だと思う。

靜かで、いつも空いている。以前はだけど、今日も空いていた。

団体があって、絵画を占領して,説明していたのは、モローが完成した

,最後の作品だった。

友人の画家で、裸婦をテーマにしている人が、大好きなモローの,とブログで

読んだが、彼女が描く女性の顔によく似た絵があった。

12時半までだと言われたので、時間を気にしていたが、他の人達が見ている

し、何も言われない。

12時45分に出て来て、広場の時計は12時15分。また遅れているわ、

と他でも、パリの時計は,間違っていたりするので、そう思っていた。

トイレを催して,一旦アパートに帰ることに。

地下鉄に乗って,時計を見ると、反対につけている。

してみると、私が出たのは,12時15分だった。

どうりで、皆さん、ゆっくり見ているはずだ。

それなら、館内に戻って,トレイ借りれば良かった。

あと15分居られたのに。

アパートに帰り,お腹が空いているけれど、日本館のバザーで、何か食べよう

と思って、空かせたまま、再び出ていった。

でも、これで、夜の8時過ぎまで,飲まず食わずになるはめに。