幸せの雨傘を見て、災難に会う

 

今日は、気になっていた、確定申告をすませて、家に帰り、書類を置いて、コナ

ミの用意をして、母に会いに行った。

母は、行くと、すぐに、送って行くから、と言う。暗くなった危ないから、早

いうちに帰るらないと心配だから、と。

今来た所よ、もう少し居させてよ。と言っても、同じ心配を繰り返し、そわそ

わ。

いつも、母の夕食時までは、母の側で話を聞いていたり、テレビを見たり。

母の頭にあるのは、家に帰ることと、息子はいつ日本に帰るのか、というこ

と。

何回も何回も同じ話を聞きながら、6時になると、食事を機会に、コナミに行

く。

今日はお昼抜きだったのと、確定申告が終わって、久しぶりに、ガーデンズに

映画を見に行った。

幸せの雨傘

この映画のカトリーヌは、私生活でも、同じような環境で、同じような行き方

なのだと、徹子部屋で、彼女自身が語っていた。

彼女も、息子と娘がいて、孫も何人かいる。映画の中の主人公と通ずるものが

多々あるので、ごく自然に、この役を楽しんだ、と言っていた。

平凡に生きる女性が、改革に目覚めて、社会進出していく姿を生き生きと、コ

ミカルに描いている。

映画の中には、フランスの生活が存分に描かれている。伝統的な家庭の保守的

な部分と、人間至上主義的な自由な部分が同居している。

フランス人は、ノートルダム、に象徴されるように、母親への敬愛が根強い。

この映画でも、彼女は、「フランスのママ」を宣言して、演説する場

面がクライマックスに。

カトリーヌドヌーブが、輝いている姿を見て、女性達は、まだまだ、輝ける場

所があるのでは、という気になれる、勇気が沸いてくる、そんな映画だった。