民主党、未だ機は熟さず

 

今までに、これほど辞めてほしいと思った総理はいない。

 その管総理を取り巻く、江田さつき議員も、人格を疑う発言に驚いている。以前は、もっとヒューマヒストで見識が高い人なのかと思っていた。

 管総理に関しては、狡賢くて、誠実な人ではないと思っていたので、今の状況を、さもありなんと納得している。総理に、全くふさわしくない人だ。

 小沢さんが、私邸に、日頃の感謝をこめて、議員達を私邸に招いているのは、毎年のこと。去年は、新人の当選議員が増えて、166人もの参加者があった。メディアは、権力を見せつけていると報じたが、そういうつもりは小沢さんにはさらさらない。

 去年、かけつけて、乾杯の音頭を取った、菅総理は、公邸に取り巻きを集めて、新年会を開いた。

 去年の正月に、総理であった鳩山氏は、籠もって、本を読んで勉強にいそしんだ。

江田さつき前参議院議長は

「小沢さんと対抗なんて、こっちが首相なのだから、むこうが対決しているんじゃないの。」と対抗心まるだしの、馬鹿な発言をして、自分の評価を下げている。

管総理に至っては、小沢さんをなんとか追い出す為に、必死のかまえだ。

一方の小沢さんは、新年の挨拶でも、『党の結束、政府と与党が一つにならねばいけない。去年、あれほど支持していただき、勝たせてもらった民主党は、国民の生活が大事の政策に真摯に取り組むために、一つになって頑張らねばならない。」と、淡々とした態度で。

 小沢さんは、一つになって、というけれど、水と油を合わせても、融合することはない。  小沢さんの目標は、あまりにも勝たせてもらった、民主党政権交代で、思惑がはすれたはずだ。徐々に、二つの勢力に結集されていくはずであった。

それが期せず、こういう結果になり、混乱を招いている。

民主党は、まだ政権を担えるだけの力量を持っていない。自民党にもその能力はなくなっている。

 しばらくは、殺し合いの戦いを、見守るしか、ないのだろうか。

管総理が居座っている限り、ろくな政治は出来ないのだから。