忘年会納め

 

昨夜まで、連日出かけ、友人達との交流に勤しんで、今日から、予定はなにもない。

気の抜けた感じがするが、やらなければならないことは山積している。

 昨夜は、毎年、暮れに招待してくれる友人の家におじゃまして、沢山のお料理と、珍しいベルギービールシャンパン、ヌボーワインなど、飲み物ののチャンポンが、毎日の飲み食いに、ついに止めを指したよう。昨夜帰ってから、まだ酔っていて、お腹が大きいのに、おかきをぼりぼり、ノンアルコールビールをがぶがぶ、『坂に上の雲」を、ソファーに横になって見ているうちに、寝てしまって、気分が悪くて、目が覚めた。

横になっていたからだ、と起き上がって、お腹が落ちつくのを待ったが、ついに吐いてしまった。

 そういう風邪も流行っているらしいけれど、これはそうではない。暴飲暴食の結果に間違いない。そのまま、寝そびれて、夜中の4時まで起きていた。

 フジテレビで、ドキュメンタリー賞に輝いた、作品を見た。

民主党に政権が変わって、政治主導と、官僚との関係を追った作品だった。

 政務官と官僚が、試行錯誤の末に、やっと良好な関係を築き、これから、という時に、菅政権に変わって、これまで努力してきた政務官は、新しく任命された政務官と交代する。官僚達は、夜中の3時、4時まで、山積みの仕事を、毎夜続けている。糖尿をかかえ、インシュリンを打ちながら、命を代償に働いている。

そういう官僚達は、心を通わせ、その人の下で働いて来て、1年も経たずに、新しい政務官を迎えることになる。また一から、やり直しだ。

そんなのころころ変わる、上司に使える気持ちになれないだろう。

骨身を惜しんで頑張って来た、政務官も、道半ばでの無念の後退。努力が報われない。

 官僚も、政務官も、人間であることを、全面に押し出した作品で、考えさせられた。

 昨夜のパーティーに参加した人達の中には、年に2度、友人が招待してくれることを心待ちにしている人がいる。

 お母さんと二人暮らし、普段は話す人も少ないのでは、と思われるように、パーティーでは、立て板に水を流すように、話しをされている。楽しくて、仕方がない、という風。

 外見では、なんの悩みもなく、楽しそうに見えている人達も、私生活では、むっつりして陰気だったり、人生楽しくないことの方が多いかもしれない。

 だからこそ、集まって、その年の総決算のように、心と身体を空っぽいにするような、そんなパーティーのよう。

素敵な陶芸作品を見せていただいたので。