不良長寿

 

友人宅の晩餐

 武田鉄矢の『週間鉄学」は、明るいニュースを取り上げて元気にする番組だそう。

今回は、「不良長寿」という本を書いた、免疫学の医者が登場。

 

 一流企業の上場会社で、部長クラスで退職した人達は、退職後平均寿命は7年だと、ショッキングなデーターを出して、真面目な人は、不真面目な人間よりも、寿命が短いことを指摘した。

 コレステロールが260くらいの高脂血症と呼ばれる人の方が、健康で長生き。

 身体の中の免疫細胞は、毎日、無数のがん細胞を撲滅している。喫煙が肺癌を引き起こしと言われているが、私達が日常浴びている、大気汚染の発癌物質にくらべれば、極わずかで、問題にするほどのものでもないという。

 それよりも、ストレスがいけない。真面目がいけないのだそう。

 免疫が低下しているところに、病気がつけ込む。病は気から、というけれど、免疫力と大いに関係がある。

 で、免疫力が強い人というのは、ストレスを身体に貯めない人。

じゃ、そういう人は、どんな人?

 自分に制限をかけない人、杓子定規に物事を計らない人、気にしない人、落ち込んでも、尾を引かないで、気持ちの転換が図れる人、美味しく食べて、美味しく飲んで、わいわいしゃべり、大いに笑う。

 そして、ここが大事な所なのだけど、下ネタ好きであること。

ふうん。そう言えば、確かに。年中風邪を引いたことがない、病気になったことがないという友人がいる。岡山に居を構えて、大阪や京都まで、車で飛ばしてやってくる。クラスの男仲間と、ゴルフ。夜はお酒と話で盛り上がる。平日は、ばりばり働いて、稼ぎ、良く消費している。

 風邪気かな、と思っても、ウィスキーのお湯割りを飲めば、翌日にはすかっと爽快になると聞いた。良く笑う。忙しく人生を、120パーセント楽しんでいる。

 

 他にも、私の知り合いだけで、見渡しても、病気知らずの人は、真面目からは、ほど遠い。

  一人で、もそもそ食事をしながら、テレビが話し相手の私です。

免疫力が低下していて、すぐに風邪を引いてしまう。一旦ひくと、尾を引いて、治らない。咳ぜんそくに。ヒーヒー、ゼーゼー。

原因がわかりましたから、とすぐに改善出来るわけではないけれど、実は、私もこの所、元気なのであります。

きっと、ストレスが今の所ないから。

切り替えの効かない、性分を、一体どう改善出来るのかが課題です。

昨夜、友人の素敵なお家で、美味しい食事と、極上のワインを頂き、わいわいおしゃべり。

ダイエットしていた身体が、生き返り、まあ、私は、よくしゃべったこと。

こういう時には、決まってあとで落ち込むのです。

つまらない話に付き合ってもらってしまった。

真面目な友人がいます。彼女は、あとで、反復しながら、いつも落ち込んでいたのですが、最近では、アバウトを身につけて、楽しくやっているようです。

真面目を返上して、これからは、いいかげんに暮らしましょう。

え、なんですって、貴方ほど、いいかげんな人はいないでしょう。好き勝手していて、何処にストレスが貯まるの。

言われていますよね。