有馬の銭湯「金の湯」

 http://feel-kobe.jp/arima/cont01/cont01-flm.htm 金の湯

 

 有馬温泉にある、金泉の公衆浴場は、以前には何度か利用したことがあるが、新しくなって以来、初めて。

外から眺めると、随分立派な建物になった感があるが、以前のイメージが強くて、入るきにならなかった。以前は、何度か行ったが、お湯が熱くて、入っていられなかった。脱衣場で、下のもののようなものが落ちていて、ぎょっとした。そういうことがあって、足を運ばなくなっていた。

石けんもシャンプーも、以前にはなかったので、持参したら、浴場の中は随分広くなって、洗い場も充実して、備え付けになっている。

お風呂は、暑い湯と、ぬる湯に分かれて、浴槽も広々している。お湯は綺麗だし、思っていた以上に、清潔感があって、良かった。

空いていたこともあって、ゆったりしていて、中に入っている人数は、5人程度。

こういう状態は、めずらしいのかも。8時をすぎると、近所の人達だろうか。

次々にやってきて、賑わい始めた。

こんな温泉が、近くにある人は良いなあ。入場料の650円は、常用している人には少し痛いかも。平日は11枚で5500円で売っている。

 お風呂から上がって、隣にいる人に、尋ねた。

「お近くですか? 良いですね。」

「身体が悪くて、動かせないくらい痛む時のあるけど、ここに通っていると、夜がぐっすり眠れます。痛みが取れるのですよ。」

「そんなに効くのですか。どのくらいの時間入っておられるのですか。」

 「一回、2,3分程度浸かって、身体を洗い、もう1,2度入って、シャワーをかけて上がるくらいです。」

 「そんな程度で、痛みがなくなるのですか。入りすぎるのも良くないのですね。」

 温泉に、出来るだけ浸かったほうが、効果がありそうに思っていたけれど、そうではなかった。

 背中の筋肉が、固まって、疲れだけが残っている私は、1時間以上も、浴場から出たり入ったり、水をかけてみたり、洗い場で、ふうふうあえぎながら、がんばっていた。

 温泉の効果は凄い。過ぎたるは及ばざるがごとし。「太閤の湯」だと、温度が低く、細サウナや露天、岩盤浴などがあるので、すぐに時間は過ぎてしまうけれど、ここは銭湯、しかも微温湯と言っても、42度と書かれているが、もっと温度が高い。

 「熱い」と躊躇しながら足を入れる人も。そんな中で、アツ湯に入って平気な顔をしている人がいる。44度と書いているが、私はとても浸かることが出来ない熱さ。

 銭湯だから、熱い目の方が、人の移動が早くて、それで、病気にも効果があって、一挙両得なのだ。

 銭湯には、銭湯の入り方が、リゾート系「太閤の湯」には、のんびりした入り方が。金銭に見合って、金泉は、対応している。