施設のお年寄りに、ゴールデンウィーク?

 

 

連休の間、何度か、母の施設に面会に行った。

 行くと、面会帳に記入するのだが、この連休の間、面会者の名前は、ほとんど無かった。来ている人は、いつも同じ顔ぶれだけ。お正月もそうだった。

 入居者は、18人いる。大型連休だったので、普段は来られない人達も、面会に来るのでは?という想像は、見事に外れた。

 なんと寂しいものだろうか、と心が痛む。私がいつ行っても、雇われの勤務者と、お年寄りだけだった。

 階下で顔を合わせる代表も、責任者もいない。経営者の娘もいない。

この所、真夏の暑さ、入居者の部屋の窓には、いつも鍵がかかっているので、部屋の中はむっとするほどの暑さだ。

 おやつの用意が出来ているので、持って行ったケーキは、明日に出しますと言われた。

 風呂上がりだからと、ポカリスエットと、冷たい白玉と小豆のおやつ。相性が悪いのか、お年寄り達は、ポカリスエットが酸っぱいと、顔をしかめている。

 

 母の冬の衣服を持ち帰り、夏服を少し、入れかえておこうと思って、持参した。

ヘルパーさんが、「ご家族の方に連絡して、衣服の入れ替えをお願いしようと思っていました。」と。

 そういうことも、施設から言われるまで、来ない人達。

 お金に困っている人達ではない。むしろ裕福な人達ばかり。貧乏人の寄り集まり、という。子供達に金銭を管理されている、お年寄り達は、貧乏人も同様 、寄り集まって、その日その日を生きている。