普天間基地問題をきっかけに

 

今日、友人に話していたのだけど、普天間基地の問題、鳩山総理が、あちらでもこちらでも、頭打ちして、結局決められないことの方が良い、と友人は言う。そうして、どこもだめです。受け入れを許可する所はありません、とアメリカに報告すればよい、と。

今朝、CSで、ニュースの深層を見ていた。金子さんと、作家のうさぎさんが司会を務める、月一の番組。

ゲストに、普天間の市長が出ていた。他に、アメリカ研究の大学教授と防衛関係の人と。

沖縄の人々は、もう基地を、沖縄に認めることはない。アメリカ人は、普天間の現状を知らない。しれば、異常なこととしてびっくるするだとう。お金だけが問題で、お金さえ出せば、海外に移転したいと思っている、というのだ。

本土の人達は、沖縄の基地にあまりにも無関心で人ごと、これは差別だ、と。

で、結論として、お金を出して、費用を負担し、グアムとサイパンの島に、国外に出て行ってもらえばよいということに。アメリカはそれを望んでいるのだ、と。

友人の意見も、同じようなものだった。鳩山総理は、優柔不断ぶりを装って、

アメリカが、自分から出て行くように、持って行こうとしているのではないか、という。

それは、小沢さんの考えでもあった。

アメリカの駐留は、海軍の第七艦隊しかいらない、と。

最近亡くなった、井上ひさしは、日本が世界で、医療最先端国家になれば、どこの国面も日本を侵略しない。そのことで平和が維持される、と言う。

今夜、坂本龍一が、去年亡くなった、忌野清志郎について語っていた。

清志郎は「どうして、日本は言いたいことが言えない国になってしまったのだろう。」と言っていると思う。音楽で、あれだけ言いたいことを言えた人はいない、と。

最後に流れた、ジョン、レノンの「イマジン」は清志郎のメッセージでもあった。

人間が人間として、ただの人間として、愛しあうことを望んでいるのは、君だけじゃない。仲間がいるのだよ。争いのない世界を望んでいるのは。シンプルなことなんだ。地球の上にあるのは、青空しかない。

清志郎の呼びかけは「愛し合っているかい?」

そうだ。

沖縄の人達は、基地はいらない、これ以上の犠牲はごめんだ、とはっきり言えばよい。

広島の人達は、ノーモア、広島、戦争は許さない、とはっきり言えばよい。

私達も言わなければ。

日本は、 軍隊を持たない国、二度と戦争をしない国、アメリカの基地もおけない、と。

私達、日本人の願いは、そうではないのですか。言いたいことは、本当はそうではないのですか。

そうだったら、そう言わなければ。

日本のどこかに基地を置くことが決められない、それで良いのでは?

どこも受け入れる場所がないのなら。