フリゴで、パリの夜に、パーティー兼、演奏会

 

従姉妹が住んでいる建物には、沢山のアーティストが住んでいる。昔、国鉄んの車庫だった場所に、浮浪者が住まいにしていた。バラックを造り。建物の中に住んでいる人も、戸外でバラっックにいる人も、なんらかのアーティストだった。

家賃を払わないで、裁判に勝った人達もいる。水道も何もない場所に、自分達で、電気を引き、水道を入れたから、支払う義務はない、という主張が通った人達。

今は国鉄から、パリ市に権利が移っている。回りはすべて、高層建築が建ち、フリゴと呼ばれる、場所だけが残っている。

そこで、演劇やコンサート、ライブなどが催される。6時に来れば、劇が見られると言われて、出かけた。

入場料は5ユーロで安い。中でビールと食べ物を売っている。中庭に入ると、道路の下に、洞穴の深い場所があって、そこも、ステージがいくつか。カフェもできている。

いつも開いているわけではなく、演奏会などがあるときにだけ、店を開けているらしい。

今夜は、演奏会があるようだ。来る人達が違っている。

5ユーロのパーフォーマンスは、4人の女性が、歌とパーフォーマンスで、笑いをいを取る、というもの。歌も、動きも、素人っぽい感じがするが、パリらしいものだとか。大統領の奥さんをネタに、こき下ろして、笑いを取っている。皆楽しそう。

音楽が聴きたいので、そちらの方に行った。別口なので、料金がいるのだろうけど、始まっていて、中は結構人が詰まっていた。

マダガスカルの音楽会だとか。マダガスカルの人達が多く来ている。南米のような感じの演奏で、ギターとスチールギター、トランペットとのコラボ。

なかなか上手だった。演奏会は深夜まで続くらしい。私は11時にアパートに帰った。演奏会の合間が長く、おしゃべりと飲んだり、食べたり。会話を楽しむパリの人達は、土日となれば、どこかに行って、人と話を楽しんでいる。長い夜を楽しむ。

穴の開いた服を着て、安いビールを飲んで、ワインを持ち込んで、バーベキューをするもの、サラダを作るもの、その日の売り上げで、しばらくは暮らせるのだろうか。住人がスタッフになり、友人のアーティストがパーフォーマンス。

友人、知人の助け合いと交流。