ナショナルギャラリーから、バッキンガム宮殿

 

ナショナルギャラリーは、全館撮影禁止。盗み撮りをする人はいない。ドネーション(寄付)箱が、あちらこちらで見られる。金額まで指定している。4ポンド、5ポンド、6ポンド。少なくても4ポンドくらいは、と。

美術館は、それそれの好みで、収集する絵画に、特徴が見られるよに思う。

このギャラリーは、チチアンの作品が多い。ターナーは、イギリス人だから、

もっと多いのかと思ったけれど、5枚ほど、横列に。他の美術館に収集されているのかしら。

エリザベス女王が、所有しているという、フェルメールが、見たくて、バッキンガム宮殿の南にある、女王の美術館に行ったら、宮殿の中にあるので、ここにはない。

入場券を払い戻してもらって、ナショナルギャラリーに来た。

フェルメールは2枚、音楽を演奏する娘を描いたもの。女王の部屋にも、音楽を演奏する絵画だったように記憶しているけど、間違っているかも。

印象派の絵画は、少ないように思う。今回、コートルード美術館に行くつもりだったが、時間がなかった。

いつもは、一人んあので、美術館に入り浸っていることが多いのだけど、お連れさんが出来て、暖かく迎えてもらえるものだから、つい、里心がついてしまう。

夕食も、一緒にすると楽しいし、美味しい。

今日は、一日しかないので、時間の許す限り、一人で見歩いている。

バッキンガムで出会った、奥さんは、大阪のふぐが、羨ましいと言われた。

バッキンガムの前

名古屋と大阪では、新幹線で1時間の距離だけど、友人もいないし、ふぐを食べに来るだけというのも。ふぐは生涯の好物だけどど、高級すぎて口に入らないらしい。

さすが、名古屋、ふぐは高級食、ピンきりだから、上等のものしか扱わないのかも。大阪は、ふぐ乱立で、値下げ比べが激しい。

去年は、だから。随分安かった。新地や、京都は、別格でしょうけど。

名古屋の人は、食べるものにうるさいと聞いている。名古屋の人の口にあえば、どこに出しても売れるなんて。

私が食べているふぐでは、きっと満足出来ないでしょう。

「主人が勤めていたときには、時々、おせったいでいただく機会がありましたが。」とおっしゃるからには。

「ナショナルギャラーは、どうなのがありました?」と聞くと、横からご主人が

「食べに行っただけなんじゃないの。見ないで素通り」

「沢山ありましたけど、よく覚えてません。」

美術館といえば、ルーブル、メトロポリタンが、観光ルートの定番になっていて、イギリスでは、大英博物館が有名。

ナショナルギャラリーは、こじんまりした方ではないかしら。

部屋に、座り心地の良いソファーが置いている。寝てしまいそう。

レンブラントの絵画が多くはないけれど、ここには、惹きつけられる作品が。

モネの冬景色の中で、一番大きな作品が、最近寄贈されたらしい。

冬景色は、私も好きな絵がけど、シスレーや、ピサロなど、作品は少ない中で、

冬景色に特徴が。

絵画の好みが、日本人に似ているようだ。

ナショナルギャラーから、南に下ると、ウェストミンスター寺院が見えてくる。ものすごく巨大で、圧倒される。私のカメラには、距離をおいても、全部をおさめることは出来ないくらい。

テレビで内部を見たぐらいだけど、今日はチケットを買って、中を見る時間はんさそうなので、外観だけ。

横手にある公園は、テームズ川に沿っている。川岸の向こう側には、ウオータールー駅がある。そこから、上に上がると、オクトーバーギャラリーのある、あたりにいくはずだ。

夜は、7時から、吉田さんの映画の上映会がある。その後、皆さんで、この間行った、「江戸っ子」に行く予定なので、一旦、ユースホステルに帰って、ダウンを入れて行こうと思った。朝、出てきたら、すごく寒かったので、夜冷えるだろう。

歩けないので、バスに乗った。ちょうど、近くを通るバスがあった。

寄贈された、ロダンの彫刻「カレーの市民」が、バッキンガム宮殿の南の公園に。