治癒

 痛みとの壮絶な戦いの生涯だったフリーダ

 整骨院に行き始めて、痛みはひどくなる一方。

 昨日は、連日で、詰めて来るように言われたけれど、その後で、益々痛くなった。

今朝は、座っていても、神経がされるようで、じくじく痛む。

 整形外科に行けば、整骨院には行けなくなるが、それを覚悟で、以前に通っていた

医院に行った。

 「整骨院に行っていたのですが、益々痛くなってきて。」と言うと、

 「整骨院には、痛みが取れてから行かれたら。」と言われた。

レントゲンを取ってもらい、骨には異常がなかった。

「薬出しましょうか。」

「お願いします。」

リハビリ用のウオターベッドに乗ると、気持ちが良かった。次に電気。これらは、整骨院にも置いているもので、マイクロの電気は整骨院でもしていた。

 違いは、低周波と、そのあとの手技。整形外科は、それがない。

ベッドを持ち上げた後、コナミに行って歩いたのが、悪くした原因だろうと、医者は言う。 痛いときには、無理に付加をかけるのは良くない。

 身体を治すのは、私自身で、薬が治すのではありません。薬は治すのを手伝っているだけです、と言われた。風邪薬にしても、どの薬にしても、補助剤なのだ、と。

 痛いと、筋肉が硬直して、よけいに治りにくい。緊張をほぐし、痛みを抑えると、身体が楽になり、動き安くなるので、身体が修正されていく、のだと言われた。

  整形外科に行くと、痛み止めと貼り薬、リラックスを助長する器具、電気や低周波などのリハビリ設備、など。ブロック注射をすると、動きが楽になって、動き安くなる。

 これらは、全て、自分で自分の身体を治す、補助手段、手をさしのべる手助け。

 骨折していれば、そこを接続する。膝関節が悪ければ、手術する。それらは、あくまでも、自力で治す、補助だ、ということなのだ。

 脳梗塞で、動かなくなった身体が、動くようになる人もいれば、そのまま硬直してしまう人もいる。

 リハビリは、専門家の補助によって、患者が、自力で治していく。そこに、限界はないのだ、と、私は、医者の話から、想像出来た。

 医者が、「整骨院に痛みがなくなれば行きなさい。」と言われた理由はそこにある。

整骨院で、痛みが取れていくのなら、行けばよい。痛みが治らないのなら、やめておく。 自分の身体次第なのだ。

「 整骨院に通って、長くかかりましたけど、治りました。」という人の話を聞けば、

根気良く通えば、治るのかな、と思った。根気よく、通って、治したのは、その人の治癒力だった。

 低周波、マイクロ、電気など、効能は、痛みを和らげると書いている。手技は、筋肉をほぐしてやる役目。動きやすくする、というのが、整骨院の仕事。

相性があります、という人がいる。補助なのだから、相性があるに違いない。どの医者も、整骨院も、患者が自力で治すのに、効果的な補助をすれば、良い、ということ。

 整形外科に行って良かった。自分の身体、痛いときには、いたわって、痛みが取れれば、

自然に動き出す。それで良い。薬の補助に頼るとしよう。