錦織 健とスロバキア室内オーケストラ

http://www.portopia.co.jp/convention/hall/piahall.html

日曜日の午後、ポートピアホテルに行った。

以前から、聴きたいと思っていた、テノール歌手、錦織 健さんのコンサートチケット

をいただいた。

ポートピアホテルには、長い間行ったことがなかった。ポートピアに、このような

コンサートホールがあることを知らなかった。

 2枚もらっていて、席を埋めてよ、という条件だった。誘った友人は、別の、若い錦織さんだと

思っていたらしく、とても喜んでいた。

私も、最初、その人かな、と。テノールの錦織さんだと言われて、行く行く、行きたい、誰か探して連れて行くから、と言ってもらったチケット。

 西宮のホールは近いのに、まだ一度も行ったことがない。佐渡さんの「第九」を大阪シンフォニーホールで、聴いてすごく感激した。佐渡さんがプロデュースする、オペラを見に行きたいと思いつつ、西宮のこれぞというチケットは、会員先行之前売りで、売り切れてしまう場合が多い。

何度か買いに行き、諦めてから、足を運ばなくなっている。

 ポートピアホールは、音響効果が良く、館内も優雅な雰囲気で、なかなか素敵なホールだ。

今回の、錦織 健と、スロバキア室内オーケストラのアンサンブル公演は、ポートピアホテルの開業30周年記念のコンサートになっていて、

このホールは、常時、使われているようではなさそうだ。

 会場には、所どころ、空きがあり、二階の席はほとんど人がいない。開演に遅れた人達が、途中で、結構沢山、入って来た。ホテルでの昼食で遅れたのかしら。30周年の特別料理での、食事つきのチケットが売られている。

正装して、着飾った人達も目立った。日常から非日常の世界に。近くに、こういう空間があるのだから、もっと利用する機会が増えれば、と思う。

 素敵なテノールの声に酔い、聴きなれた曲目に、心が揺れる。エバルト、ダネルのソロ演奏も素晴らしい。

 最後に、錦織さんが、アンコール曲に、日本唱歌を歌った。バイオリンの物悲しい響きとぴったりあって、会場が、郷愁に染まった。