ハリウッド

 

朝 、6時30分の飛行機で、ロスアンジェルスに、と言っても、泊まりではない。6時間ほどで、ニューヨークjにトンボ帰り。そのまま空港で夜明かしして、サンフランシスコに飛ぶ。

 飛行機のチケットは、一往復2万円で買えた。一泊すると、日本に帰る日までに、予定がたたないし、たとえ1泊しても、翌朝、早く帰るのなら、日帰りと変わらない。そこでこういう強硬な計画をたててしまった。

 そのかわり、飛行機の座席は、片道15000マイル使って、ビジネスにアップグレードしてもらった。ロスアンジェルスまで6時間の飛行だから、食事は出るし、座席を倒して、眠ることが出来るので、身体に負担がかからない。

 ロスアンジェルスに着くと、無料のシャトルバス(G線)で最寄りの地下鉄まで行き、そこから、ロス市内に。ロスでは、地下鉄の料金が、どこに行っても、1,25セント、一日フリーパスは、5ドルという安さだ。

 前回、ロスに来たときに、行けなかった、ハリウッドを観るのが、今回の目的。ハリウッドハイランド駅には、地下鉄をブルーラインから、市内に入るグリーンラインに乗り換え、さらにレッドラインに乗り換えれば、空港から1時間半くらいで行ける。

 ロスアンジェルスと言えば、昔は車がないと、不便だっが、今は、地下鉄で、どこにでも行ける。

 地下鉄を上がると、そこはもう、映画の都、ハリウッドだ。映画の衣装を着て、メークアップした、人達が、駅前から、立っている。

 インタビューを受けている人がいるので、スターなのかな、とも思っていたが、どうもそうではなさそうだ。

 チャップリンがいるので、カメラを向けると、ポーズを取ってくれた。手招きするので、地下とると、ピクチャー、と言って、チップをくれ、と言う。

 そうだったのか。コスチュームをして、立っている人達は、一緒に写真を撮って、チップを稼ぐのが仕事だった。

 チャイニーズシアターの行くまで、道路にスターの名前を書いた星のマークが続いている。それは、劇場までだけではなく、ずっと続いていた。チャイニーズ劇場の前に、俳優達のサインと、手形、足形が、刻まれている。メリル、ストリープが、手形を押している風景が、テレビで放映されていて、一度、観に行きたいと思っていた。

 エリザベステーラーや、ナタリーウッド、トムハンクス、ウィリアムハート、沢山の馴染みのあるスター達。

 毎年、アカデミー賞の授賞式が行われる、コダックシアター、スター達が歩く、レッドカーペット、それらが、このハイランド駅のすぐ側なのだ。

スターのタッソー劇場や、アトラクションの劇場も、沢山あるようだ。

 お腹が空いたので、時間があれば、リトル東京のお寿司やさんに行きたかったが、それほどの時間はなく、途中駅を降りて、通りを眺める程度で、再び飛行場に。

 ハリウッドを観ただけだったが、十分雰囲気は楽しめた。

 帰りの飛行機の中で、食事とシャンペンをいただいて、あとは寝ていた。