フェルメール「ミルクメイド」

4時半に劇場を出て、さて、これからどうするか。

 グッゲンハイム美術館が土曜は7時半まで、メトロポリタン美術館が8時45分まで開いている。

 グッゲンハイムに行って、カンディンスキーを観ようと、地下鉄に乗ってから、「ああ、それ観たわ。」思い出した。

パリのポンピドーでやっていたのと同じ。従姉妹が「ニューヨークにも行くらしい。」と言ってたわ。ポンピドーに、グッゲンハイム美術館から作品が沢山来ていた。それなら、18ドル払って観なくても良い。で、会員になっている、メトロポリタン美術館に。今回は、感謝祭で休みだったので、初めて。劇場で、ANAのラウンジでもらった、おつまみを食べただけだから、このまま入ればお腹が持たない。

 メトロポリタン美術館の前で、2ドルのホットドッグを買った。今日は1軒だけ、正面にかまえている男の人の店が出している。この前買った、おばさんの店の方が美味しかった。 階段を登りながら、歩き食べ。

正面の垂れ幕に、「フェルメールのミルク イン ザ、ボトル」と書いている。

すごい、フェルメールの最も愛されている作品がメトロポリタンに来ている。

エクスポジションは、11月28日、始まったばかりだった。

 メトロポリタンが所有する作品も一緒に入って、展示されている。これはラッキーそのものだった。

確かに、この作品は、フェルメールの最高傑作だと思う。素晴らしい。アムステルダムから、メトロポリタンが、借り出している。

 美術館のクリスマスツリーが飾られていることを思い出した。6時半に点灯されるので、見に行く。写真を撮ろうとしたら、「禁止です。」と止められた。以前は撮れたのに。蝋燭が点灯され、お人形に、ライトが当たって、夢のような美しさ。周りは、中世のタピストリーや、イコン、彫像などが展示されているので、古い教会の様。

 ギリシャ神殿も、夜観ると、神秘的だ。

 閉館まで、前回行けなかった、モダンの作品を観て、本日の絵画鑑賞は終了。ゴッホをゆっくり観るだけで、すごく贅沢。セザンヌゴーギャン、モネ、ミレー、ルノワール、メトロポリタンは、さすが、各画家の所蔵作品が多い。