母の炎症が、0,17の正常値に。

 

 日本に戻った、翌日の夕方から、くしゃみが止まらず、水ばなが出てきた。久しぶりにコナミに行くと、寒気がするのか、お風呂で少しも暖まらない。

 夜、風邪薬を飲んだ。その夜は、ぐっすり眠った。翌日、立派な風邪を引き込んでいる。医者でもらった薬を飲んで、終日寝ていた。よくこれだけ寝られるものだと感心するくらい、眠気。風邪は良くなる兆候なし。が、ぎっくり腰の痛みは治まっている。治ったのかな。 熱はないので、インフルエンザではない。飛行機の中でうつったのかしら。

 アメリカでもらって来たのだろうか。薬で胃がおかしくなってきた。薬の中にある、ピンクの玉は、痛み止めなので、それだけ、抜いて飲むようにしたら、痛くなかった腰が、痛み出した。痛み止めは、出来るだけ飲まないようにしていたが、風邪薬の中に、一緒に入っていたのだった。

 昨日、母を連れて、医者に行く日になっていたが、医院に電話して、施設に往診をお願いした。2時に施設に行かれるとのことで、施設に電話する。

 最初に出た職員が、社長に受話器を振り向けた。

 彼女の第一声は

「 お話しなけれればと思いますが、お宅のような場合、有料老人ホームに行かれたらと思います。3000万ほど払って、、月に28万くらい出せば、ありますわ。それなら、面会も自由で、食事も豪華なものを出してくれますから。」

 私は、低姿勢で、「母の体調が良くなって、感謝しています。老人ホームでは、一人で寂しいですから。母も慣れているので、私は別に文句言っているわけではありません。」「往診に来られるそうなので、お話しておかないといけないですわ。うちの主治医でないので、これから、寝たきりになって、ターミナルケアーで、往診されるのかどうか。」

「往診していただけるとのことです。」

社長は、私が、他の医者には母を看てもらっているのが不満だ。職員に、往診の場合、薬を取りに行くのは?と聞いたことがある。

職員が行くとのことで、その場合、別料金(ヘルパー代)を請求するとのことだった。隣りにある、整骨院に連れて行ってもらっている人がいる。それも別料金を徴収しているのだろう。働いている人を使って、別料金を徴収している。 私のように、医院に連れて行き、薬をもらいに行っていると、施設の利益にならないのだ。

 貸し布団に毎月5千円、かかっているが、母は汚さないので、シーツ交換はあまりしない。綿布団と堅いベッドパッドが借用品になっている。羽目布団と柔らかいパッドを入れてあげたいけれど、そういうことを申し出ると、社長の癇にさわるので、言えない。原則借用だそうだ。

 何かと言えば、お金の話。、お金には糸目のない人ばかり選んでいるのか、緊急には、ここしか空いていないのだから、母が出ても、次の入り手はある。有限会社だから、会社の方針は、社長の方針、逆らう者は、出て行けと言わんばかりの暴言をはく。

 私は、もう何を要求することもしない。気にいらなければ、私が引き受けるか、それが出来なければ、社長に従うだけ。母がおだやかに暮らせるように、私は何も言わない。

 

 往診を終えたお医者さんから電話があった。

「お母さん、お元気でした。血液を採取して、血圧を測りました。結果は良好ですが、まだ5ミリを続けたいと思います。」

炎症値は、0,17まで下がっている。0,3以下は正常値、それなら、さらに薬を減らしてほしいけれど、医者は、5ミリをもう3週間投与するという。

 車で、支払いと処方箋をもらいに、医院に行った。5時までに薬をもらって、施設に預けなければ。薬局で分包をお願いすると、分包代がかかりますが、と言われた。

サプリメントは、一緒に入れてもらえないので、これは別に分包しなければならない。

 ステロイドの薬を飲まずにすむようになれば、と願う。母の場合、それほど長くはかからないような気がする。数値は、今薬を飲んでいるからとはいえ、正常になっているのだから。芦屋病院なら、多分4,5に落とすところだろう。5ミリ以下にとどめたいと、入院中医者が言っていた。

薬を届けに行くと、1階に社長が来訪者と話をしていた。職員に頼んで、そっと帰って来た。