乳癌検診

 小浜の朝市、フィッシャーマンズ

乳癌検診キャンペーンに入った。ラジオで、アグネスチャンがゲスト出演していた。その日、私は、初めて受けた、マンモグラフィー検査の結果が出たという連絡があり、病院に向かう途中だった。乳癌の手術を受けた人が、私の周りにも何人かいる。芸能界でも、多くの女性が、体験者だ。一度受けなければ、と気にはなっていた。

市の検診は、無料で受けられるので、受けておくに越したことはない。マンモグタフィーは痛いと聞いてたが、確かに、すごく痛かった。

「最初から痛いのは、おかしいですね。まだ挟んでないので、乳腺かもしれませんね。」と検査員が言うので、

「筋肉痛かも知れません。あちこち痛いですから。」と言っておいた。

病院につくと、結構混んでいて、順番がなかなか回って来ない。 待合で、待っている間、乳癌の知識というパンフレットがあったので、手に取ると、そこでは山田邦子の体験談が載っていた。健康チェックの番組で、偶然に、しこりがあるのに気付いたのだという。毎年、身体のチェックは受けていたが、主治医が亡くなって2年の間、ドックを受けていなかった。

 乳癌は比較的、治りやすい癌らしいが、マンモグラフィーと超音波の検査で、90パーセントの確立で癌細胞を発見出来ると書いている。

 私の番が来て、診察室の中に入ると、結果だけ聞くのかと思ったら、触診があった。

 

 こうだから、乳がん検診には行かなかったのに、マンマとマンモに騙された。

市の検診では、マンモグラフィーが最も信頼性が高いということで、推奨しているが、超音波まではしていない。本を読んで、超音波をしないでいいのか心配になった。

 その日のうちに、検査をしてもらえないかと聞くと、それはだめだ、予約を取りなおしてもらうようになると言われる。本には、石灰化がある場合、超音波をすれば、と書いている。

[石灰化はありませんか?]と聞くと、「ありません」と帰って来た。

じゃ、まあ大丈夫だろう。超音波は別に実費がかかる。

 検査が終わって、太鼓判を押してもらうと、心が急に軽くなる。自分では、いままでも何となく大丈夫だろうと思って暮らしていたけれど、乳癌の話を聞くと、大丈夫かな、と一抹の不安にかられたり。

 人間ドックにはいると、結構費用がかかるので、国民健康保険の加入者は無料というのは、本当にありがたい。

血液検査をしてから、今は、食事療法と体重コントロールに勤しんでいる。

祖父が良く言っていた言葉「腹八分目に医者知らず。」「もう少し食べたいけれど、この辺でやめておきますわ。」

 祖父のように、定規で測ったような生活はとても出来ない。山あり、谷ありがおもしろい。今度の検査で、問題なければ、私のことだから、また手綱を緩めるに違いない。その為に、今、コントロールしているのだから。