はるばる来たぜ、函館市場、

 

2週間に一度、水曜日に、母を医者に連れて行っていた。昨日、グループホームに行くと、ヘルパーが、水曜日はシャワーの日になっているので、どうしましょうと言う。水曜日は医者が午前中なので、火曜日でもかまわない。朝、医院に電話を入れた。雨模様でもあり、インフルエンザが増えているのなら、グループホームに往診してもらったほうが良いかもしれない。

 以前は、往診してくれると言っていたのに、「施設には往診出来ない、母の自宅になら行けます。」という。連れて来るのなら、11時半に、と指定された。

グループホームに、母を迎えに行くと、各入居者あての請求書が、テーブルに置いてあるのが見えた。25万代から27,8万という金額だ。

 テレビで、家族15人、月の食事代が20万かかると言っていた。グループホームの食事代は、現在13人が一緒に食している。一人58000円だから、70万円くらい支払っている。おやつは、今日は、小さな釣鐘型の一口カステラが2個(袋に一杯入って200円足らずの代物)とウエハースが一切れ。昨日は缶詰めフルーツポンチのような果物が、小さな器に少し入っているだけ。食事は,質素で少量。6畳の部屋に10万円の家賃。光熱費と雑費が6万、介護から別に、毎月30万近く入る。

グループホームは、今や儲かる仕事の代名詞になっている。「今流行りの」と言われる所以がここで垣間見られる。

それにひきかえ、医者と薬剤に支払う費用は安すぎるくらい。

血液検査、骨そしょう、肺のレントゲンを取ってもらって、460円の支払い。21日分の薬が780円だった。医院に、「クレベリン」が置いてあった。空気清浄機を使い、クレベリンを置き、インフルエンザ対策は万全を期している。これがあると、なんとなく安心するが、医者も看護婦も、母も私もマスクを外さない。

 

昼食は、久しぶりに、回転ずしの「函館市場」に。

母は寿司が大好きなのに、施設では、生ものは一切出してもらえない。魚料理も少ない。ミンチやハムを使っての簡単な料理ばかり。骨密度が少なくて、薬を飲まなければならない。危険域にいるのは、薬のせいばかりではないだろう。

 西宮の「函館市場」は、隣に宮崎の肉を売り物にしてる焼肉屋と対抗している。どちらにしようかと迷わされる。焼肉の匂いが漂っているから、お腹が空いている時には、それがたまらない。函館市場は、普段私達が行く頃には、いつも空いている。

 久しぶりの母は、次から次に、食うわ、食うわ。すごい。

 お腹が大きくなって、もう食べられない、と言っていたのに、私がトイレに行っている間に、また一皿取って、食べている。

二人で、15皿

母は、長らく、生ものを禁止されていたので、爆発したようだった。