塗装が始まった

 

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昨日から、外壁と屋根の塗装工事が始まった。若い人達ばかりだが、職人さんの紹介を見ると、15年とか長い。

インターネットで調べ、直接の塗装屋さんの中から、選んだ所だ。社長も若いが、従業員も若い。礼儀正しくて、仕事は

どこよりも良いと自負しているので、仕上がりが楽しみ。

15年先に喜んでもらえる仕事をしています、と言ってくれるのは嬉しいけれど、私、生きているかしら?生きていても、

とてもこの家で一人暮らしは、無理でしょうと、ふと我に帰れば寂しくなる。

母は毎日のように言う。

「 何時帰って来るの?もうけ帰って来る?良いお嫁さん連れて帰ってきたら、あなた、留守番してもらって、

でていけるわね。ちょっと、お願いします。私、お芝居観てきます。とかお洒落して。お母さん、行ってらっしゃい。

家のことは、私にまかせてください。お母さん、お母さんって、きっと大事にしてもらえるわよ。そしたら寂しくないわ。あのこは、きっと素晴らしいお嫁さん、あなたを大切にしてくれる人と結婚するわ。親孝行だから。」

これが母の願いであり、私を想う心、口癖のように、日に何度も「ところで、何時帰って来るの?」から始まる。

そんな日は、来そうにない。母のように、誰とも争わず、自己犠牲の精神の強い人でも、この有様なのだから、

総スカン食っても不思議ではない私のような人間は、わが道を行かねばならない。息子は、一人で置いておくと

気にかかるから、アメリカに来れば、と言ってくれる。先はどうなるかわからないが、せいぜい、ボケないように、

あちこちアンテナ張って、好奇心一杯にして、頭は休ませないように心がけよう。

昨日から始まった、塗装も、勉強のうち。

昨日は、丸太で足場を組み、薄い布を張って、高圧洗浄。窓を全部閉めて、家中を洗ってくれた。曇っていた窓はピカピカ、網戸もサラのようになった。

「玄関周りのタイルも、外部の階段も洗っておきました。」ほんと、こんなに綺麗になるのだ。

帰る時に、今日の作業の報告書を書いた紙が渡される。明日の作業の予定と、質問がないかを聞いてくる。きっちりしている。