小沢さん、降りないで

 

小沢さんが降りたら、国の圧力、権力の乱用に屈することになる。民主主義を守るためにも、小沢さんは今、代表をやめてはいけない。

民主党の中からも、公然とやめるべきだという声が上がっている。選挙に勝てない、国民の支持が得られないと。もともと小沢さんへアレルギーのあった人達だ。それなら、また元の民主党の体制に戻ったらよい。労働組合母体の旧社会党、官僚上がりのエリート議員、大都会の無党派層の票をあてにすることの出来る議員、名前の売れたタレント議員、彼らだけで、政権は取れない。地方の自民党議員が強い地盤を、ひとつづつ打ち崩す努力が、この前の参議院選挙での民主党の躍進を生み出した。小沢さんが、民主党議員の甘さ、サラリーマン的な認識では、選挙は戦えない事を、徹底して教えてきたおかげで、ようやく民主党が、自民と戦える党に成長した。どぶいた選挙には、お金がかかる。ポスターを何枚、交通費に、会合費、選挙活動にかかる費用はおおければそれだけ有利なのだ。

有権者にもいろいろある。話し合いが持たれ、まとめてどこに入れるかを決めるという所が、地方には多い。それも、議員が自分たちの為に何をしてくれるのか、で決めるのである。各種団体もそう。医師会、歯科医師会、農協、すべて、自己の利益を期待して、支持を決めた人物、政党に入れる。悲しいかな、選挙は金と連動している。そういう体質を壊すために、小沢さんは頑張っている。企業からぶんどったお金で、民主主義を確立する。小沢さんは、灰色ではなく、公表しているから、つつかれるのだ。多額の献金を受けているのはおかしい。不動産を所有しているのはおかしい。全て公開されているからたたかれる。多額の献金を受けてることは罪ではない。それが収賄につながらないのは、小沢さんが断言するように、建設会社に甘い汁を吸わせていないから。だから、建設会社の下請けから、こういう献金を割り当てられてされていた、というのような不満が出てくる。

 私は一度も嘘をついたことはありません、と小沢さんはどこででも公言してる。剛腕小沢と言われ、統合と分裂を繰り返しながら、小沢さんはぶれなかった。甘い汁を吸うよりも、自己理想にために、行動してきた。

 今やめることは、国家権力に屈すること、なんとしてでも戦ってほしい。真の民主主義の実現のために。