ETC車載、土日千円にだまされてはいけない

 

何故ETC車載でなければならないのか

月末から、高速道路料金が土日に限りどこまで行っても、自家用車は1000円になる。ただし、ETC車載に限る、というので、ETCが売れに売れ、品切れ状態が続いている。高速道路には乗れない私まで、ETCをつけなければ、とあせってしまった。だが待てよ、踊らされてはいけない。

この週末、一部の高速道路が、この割引を始めたら、たちまち高速道路に車が殺到して、混雑ぶりを露呈した。

 そもそも民主党は、高速道路の無料化を訴えていたはずだ。それに対抗して、自民党が打ち出した、方針が、ETC車載を条件に、しかも土日だけ千円にするという対抗案だ。これを有難がっていてはいけない。

 無料になれば、維持費がかからなくなる。自家用であろうと、業務用であろうと、全て無料になれば、一番必要としている、業務用の経費節減になり、その結果、消費者である私達に、その恩恵は回って来る。いつでも、というと、土日に殺到して混雑することも免れる。

 信号のない高速道路は、交通事故や渋滞を回避し、時間の短縮になるので、安全性を増し、労働力を増加させる。経済に及ぼす効果は大である。

 一方、ETCを車載していても、機械の故障に備えなければならないし、人員の削減は出来ないし、土日の渋滞で、トラックやバスなどは迷惑を被るだけ、負担が増えるだけである。このような愚策に、国民はどうして小躍りして喜ぶのだろうか。すんでの所で、私も踊らされる所だった。

 我々が、要求すべきは、高速道路の全線無料化、無駄なETCを買うべきではない。目的が達成されるまで、高速道路使用拒否運動をすべきなのだ。