小沢さんの公設秘書逮捕の背景

 

 

昨日、コナミのサウナに入っていると、小沢さんの公設秘書の逮捕というニュースが耳に入った。即座に、これは謀略だ、と思った。田中角栄が失脚させられた、ロッキード事件が頭をよぎった。アメリカの陰謀だった。ロッキード事件の全公判の傍聴席に座ったのは、小沢さん、ただひとり、失脚し、脳溢血で倒れてからも、最後まで田中首相の私邸に、足を運んだのも小沢さん、ひとりだった。

 政治家が、お金の入りと出所、何に使ったかを、オープンにして、そのよし悪しの審判を国民に仰ぐ、というのは、小沢さんの根本的な、政治姿勢だ。民主主義の原点は、オープンにすることで、隠匿して隠すことが、政治の腐敗を招くと、言ってきた人だ。

 今朝の記者会見でも、小沢さんは、国の不当な圧力がかかっていること、いずれ疑いは必ず晴れると明言しているが。仕組まれたものなら、

小沢さんを失脚させるまで、でっち上げでも、国の国策なら出来るだろう。アメリカからの圧力も考えられる。クリントン氏が小沢さんと会談したが、小沢さんが、アメリカにものが言える人物である事は読み取れただろう。そして、小沢さんの、アメリカの軍備援助に関して「七連隊の海軍くらいで十分ではないか?」という発言が出た。以前に書いたように、小沢さんは、国連中心主義を主張している。国連の要請に従って、民主主義を押し進めて行く考えだ。アメリカ軍への膨大な資金援助を切られると、一番困るのは、アメリカだ。西松建設の問題は、海外支店で得た利益を、国内に運んできていたことから始まった。ロッキード事件が、アメリカの謀略であったように、どうもアメリカが絡んでいる匂いがする。自民党は最早死に体である。政局は、確実に小沢さんに有利、国民の支持も、次期総理に小沢さんを望む声が広がっていることを、重く見ているのは、アメリカである。クリントン長官が、異例ともいえる会談を要請してきた。小沢さんが、最初断ったのは、時間の調整がつかないだろうという理由から、と小沢さんは言っているが、そうはとっていないだろう。日本を骨抜きにしておきたいアメリカに、立ち向かおうとする人間を、失脚させる事は、アメリカと現政府との一致する利益である。大きな力が背後にあるような気がしてならない。

 懸念に終わること、潔白が証明されることを、望んでいる。