日本の農業政策の誤り

 

 

 国民が支払う税金は、国民の暮らしを豊かにし、安心して生涯を全うできるように使われるべきである。米の減反政策は、国民の生活を苦しめ、農家の人達から、生きがいを奪い、日本の実り豊かな、貴重な大地を荒廃させる結果をもたらしている。この政策を、ただちに改めるべきだ。

 日本の米作りは、まさに国策である。日本の農家は、おいしいお米つくりを競い合い、世界で一番おいしいお米を作ること、生産可能なかぎり大量のお米作りをすることは、国民の暮らしを豊かにし、海外への有力な輸出品にもなる、日本の宝を増やすことなのだ。

 減反をやめれば、米の価格が暴落する。結構なことではないか。海外では、お米はカリフォルニア米の高級品でも10キロ、14ドルくらいまでだ。日本のお米は、3倍以上する。高級品になると、4,5倍する。だから、日本のおいしいお米を買えない人、格安で提供しているレストランなど、コストを抑えるために輸入米を使っている。

 政府が助成金をださなければいけないのは、優良なお米を育て、心をこめて作る農家に対してであって、仕事をやめて減反する農家にではない。

国民は、お米が安くなれば、それだけ家計は潤うだろう。国民が払った税金を、農家に助成することで、お金がめぐって国民の為に使われている結果になる。まずは、輸入米と同額で、日本の優秀なお米を作れる環境を整えなければならない。

 国内で100パーセントの自給率を達成し、海外のグルメ志向の人々に輸出する。海外から買わなければならない輸入米は、食べらない人々への援助として、国内外に無料で提供する。そうすれば、全ての人々に、米が役立つことになる。お米は、実質的な価値のある「宝」なのである。

 世界的に食料が不足して、危機が叫ばれているというのに、日本は、「自国の畑を耕す」ことを怠ってきた。

 米作り、再生プロジェクトを立ち上げ、働く意欲のある人達の雇用促進を、今すぐに初めてほしいものだ。