ラッフルズホテル

   4時にチェックアウトをすませ、お腹が空いているので、近くにある中華のホーカーに行く。昨日食べたゴマ団子が美味しかったので、そこで、飲茶のエビ蒸し物とゴマ団子を買った。二つで2ドル60セント。持ってきた水を飲みながら食べ終わると、まだ物足りない。ぐるっと回って、4ドルの大エビ入りラーメンを買う。    昨日美味しそうだと目をつけていたもの。海鮮スープの味が良い。ビーフンにすれば良かったかな、なんて欲張りながら、平らげた。やはり私の食べ物に対する臭覚は確かだ。どれも美味しかった。      マーライオンを見に行くのに、最短の道を地図で探すと、昨日も歩いたラッフルズ通りを行って、海岸の方に行くのが近道になっている。昨日は、夜だったので、レストランのような灯りが見えていた角を曲がると、植物が生い茂り、花が咲く庭園になっていて 植物の中を行くと、ラッフルズホテルの正面玄関に。観光客が、玄関口を背景に写真を撮っている。クリスマスのデコレーションと、白い建物、回りに生い茂る植物園のような緑と花、プルメリアの白い花が、所どころに花を落としている。  息を飲むほど、優雅で美しいホテルだ。車寄せの玄関に格式を備えたボーイがいるので、入りにくいかな、と思ったが、中から見えている、クリスマスツリーに引き寄せられ、入って行く。男女4人のカップルが、同じように入ろうとしていた。ボーイが、男性の服装では入ることが出来ないと断っている。女性は許されると言われ、二人の女性だけが中に入った。私も良いのだろう、入って行く。  入って右手はバーになっていて、シンガポールスリリングの赤ピンクのカクテル前にしたカップルがいた。木製の階段の上にはは廊下と客室が回りを囲むように見える。左手は、レストランになっている。エキゾティックで優雅なホテル。泊まらなくても、充分雰囲気を味わったので、幸せ。  プルメリアは、ハワイで沢山見られる。匂いが良くて、清楚な美しさがあり、好きな花。ホテルを出ると、雨がやんでいた。雨上がりの緑が鮮やかに濡れて美しい。