有馬温泉「太閤の湯」

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大雨が予想される中、有馬温泉の「太閤の湯」に友人を誘った。いつもは、車で行く有馬だが、優待券と神戸電鉄のフリーチケットがあるので、はるばる電車を乗り継いで。

 話をしながらなので、時間は気にならないし、車じゃないから、お酒も飲める。

 瓢箪山に住んでいる友人は、有馬というと随分遠くまで来るような気がするという。

 彼女の家は、駅から歩いて20分くらい、細長い坂道を登って行く。バスがないので、大雨だと、家にたどり着いた時には体中びしょ濡れになる。以前に、訪問した時に、私は体験済みなので、帰りを心配していた。どちらも同じような事を考えていたようで、「今晩泊まって帰って来てもいいよ、」とご主人の許可を得てきたという。

 仲の良い夫婦は、息子さんが亡くなられて以来、益々二人が肩を寄せ合うように仲むつまじく暮らしている。

 私の家に泊まるのは、二人きりになって、以来初めてのことで、やっと二人が立ち直ってくることが出来たのだろう。

 有馬温泉駅に着くと、迎えのバスが来ていた。「太閤の湯」に着くと、外で待っている人はいない。

 それでも、団体のバスが3台来ているので、空いていることはないけれど、ゆったりと過ごすことが出来た。

  大きくなってきました。

 「太閤の湯」には、金泉の岩盤浴を初めとする、幾つかの岩盤浴があり、最近は、予約時間制になっていて30分が限度、それを過ぎると料金がかかってくる。

 岩盤浴用に、別の衣服とタオルが用意されていているので、お風呂に入る前に予約と衣服をもらっておくと便利。

 お風呂に浸かって、身体を温めておいてから、金泉岩盤浴に行くと、身体の中から沢山の汗が滲み出る。サウナは熱くてだめだという友人が、岩盤浴はとても気に入って、20分も横になっていた。体内から出る汗は、ねばっとして、重金属が放出された感じがした。身体がすっきりして、軽くなった様な感じもする。

 私達は、露天風呂に浸かったり、出て休んだりしながら、延べ3時間くらいいた。帰り際友人は、いつも足が痛いのに、不思議に痛いのが治っているという。岩盤浴が効いたのか、長湯の温泉の御陰なのかわからないけれど、温泉が良いということが実感出来たという。

水のあまりいらない植物ばかり

 有馬の「太閤の湯」は、乗車券付きのチケットが売り出されている。入場券が2400円というと、高いように思うけれど、電車付きで、2700円なら、入場券はものすごく安い計算になる。

 腰や膝が痛いと悩んでいる人、ストレスの解消にも、遊びもかねて、一日湯治に「太閤の湯」を利用すると良いだろう。

 

夕食は、私の自慢料理、料理とは言えないけど、お好み焼きを食べてもらった。料理自慢の友人に、美味しいと言わせるには、これくらいのものしかない。

 もう食べられない、お腹が一杯だといいながら、最後に残った具を全部使って、やきそばを中華風に焼いたら、二人で、全て綺麗に平らげてしまった。