痛風が若者に増えている

 痛風が20代、30代の男性に増えているという。痛風は美食家だけに起こる病気でもないらしい。アルコールを飲まないし、食事も粗食なのに痛風になった人もいる。インスタントラーメンばかり食べているというミュージシャンも。ビールが好きだったという20代の男性は、痛風のものすごい痛さに苦しんでからは、ビールを飲む気がなくなったとか。骨折したかと思うほど痛くて、トイレに行くのも這っていった。血液の流れが止まってくれないか、と願うほどの痛みだった。風が吹いても痛いので、痛風というが、そういう表現では、とても言い表せないほどの痛さとか。

 痛風は、食事、体質、ストレスなどが誘因だという。

 あるフランス人女性は、肉食をやめてベジタリアンになってから、精神が安定し、おだやかになり、性欲もおとなしくなった、と聞いたことがある。確かに肉食動物は、獰猛でアラっぽく、草食動物はおだやかでのんびりしている。

 日本人は、肉を食べる習慣はなかったが、食事の西欧化で、体格も良くなり、世界で通用する運動選手も多くなった。顔立ちも鼻高になり、美形になっている。良い面もあるが、痛風、糖尿病などが若年にも増加、衝動的で、残虐性をおびた犯罪も増加している。

 西欧では、逆行して、日本食ブーム、特に文化的に高度な所ほど日本食への感心が高くなっている。日本人も、この辺で、Uターンしてはいかが。