ジョージ、オキーフ

 オキーフ ボードレール オキーフ サラ、ベルナール  昨夜、迷宮美術館で、ジョージ、オキーフが紹介されていた。オキーフの絵画は、ニューヨークのホイットニー美術館が集めているので、そこで彼女の絵を見て以来魅せられている一人だけれど、オルセー美術館で、パリのオルセーという企画で、19世紀の古いパリの写真展があった。その中に、女優のサラ、ベルナール、詩人のボードレールなどのポートレートと一緒に、オキーフの写真もあって、初めて彼女の素顔を知った。その写真は、夫の写真家が撮ったもので、彼女は裸体をさらけ出していたので、すごく大胆な人なのだと思ってみていたが、昨夜のテレビで、彼女は、ニューメキシコで最後を迎え、97,8才まで長生きした人だということを知った。 生き物の骨に生命力を感じ、ニューメキシコのお墓に供える造花と組み合わせて描いている。花を見て、彼女は自分の内面からの表現したいものを花の中に見出した。確かに、彼女の絵は、性的なものを感じるが、それこそ柔らかでしなやかな女性を表現している。そして彼女は、自分の裸をさらけ出すように、動物の白い屍に、強い生命を感じたのだろう。