オペラ座で歌舞伎

 

今日はマチネー、1時間前に、窓口にならんで、7ユーロの席を手に入れた。

最上階の端っこ,舞台に一番近い場所。舞台のそでの4階。顔以外は良く見える。弁慶が、団十郎から、海老蔵に変わっていた。この方がずっといい。演技はともかく、大男の弁慶のほうが、富樫よりもずっと適役だ。花道の変わりに、真ん中の通路が使われるようになった。これで、距離感も出来、ずっとよくなった。やはり、思うことは一緒、アドバイスした人が多かったのでは?と思う。歌舞伎通の人達が初日に見に来ていたのだから、これではどうも、ということだったのだろう。取材も多く、友人と3人にカメラが向けられ、取材に応じた友人は、日本でビデオを取っておいてね、ですって。7ユーロの最上階に一緒にいたおばあさん二人は、いつもこの席を買うようだった。私のつたないフランス語の説明にも付き合ってもらった。一階のオーケストラよりも、声が通り、上から見るので、さえぎるものがない。花道も良く見えた。安くて良い席だ。