チケット

  リヨン駅に、マルセイユ行きのチケットを取りに行った。インターネットの入れたクレジットカードと、

予約番号を渡して、チケットをもらった。パスポートもい 

らなかった。チケットの自動券売り場でも、チケットを取れると書いていったが、不安なので、窓口に行った。帰りに、しばらく券の自動機械で

遊びながら、マルセイユ行きを、同じ工程で、いくらなのかを調べると、456ユーロという金額を提示する。私のチケットは、保険をかけて、150ユーロで、3倍の値段だ。昨夜、苦労して、買ったかいがあった。 こんなに差があって、これが当たり前と思っているのは、不思議な気がする。

 ドイツ鉄道で、5人まで同じ料金で乗れるチケットがあった。一人でも同じ料金。ドイツカードを買っていると、いつも半額になるとか。

 飛行機のチケットも、エールフランスのキャンペーンで、パリからニースまで25ユーロくらいで売っていたそうだ。

 日本は、金持ちにも平等という意識が強いが、パリは貧しい人を擁護するように出来ている。日本は、パリに比べて、老人に対する配慮はなされている。フランスでは、お金のない人は医療は無料で手厚い治療をしてくれる。癌に対する高額な治療も無料だとか。老人とか若い人とかの区別はない。

 パリは、今、選挙の話題が、テレビを賑わせている。物価が高くなり、日常の生活物質の高騰で

1ユーロが1フランと間違えるほど高い、とぼやく市民。家の値段が、この2年で3倍になったが、

左派勢力が、台頭してきているので、今度の選挙で、政権が左派に移ると、物価は下がるようになるだろう、と言われている。

 中国でも、貧富の差が激しくなるのは、望ましい事ではないから、修正する、というメッセージが出ただけで、株価は急落した。フランスが方向転換すれば、ヨーロッパの拡大路線も影響を受けて、株価も、投資信託も下落するだろう。ちなみに、以前でも、日本よりも高かったガソリンだけれど、1リットル180円くらいだとか。