バーと中華料理の店、鹿鳴春に

アパートから最寄の地下鉄駅「ブロードウェイ」へ

 

アスタープレイスの駅前

 。

 夕食を食べに中華街に行く。ブロードウェイという地下鉄から、マンハッタン59ストリートで、6番線に乗り換える。前のアパートにいた時に、よく使った駅だ。反対(アップタウン)に行けば前のアパートのある77ストリートに。ダウンタウンのチャイナタウンのあるカナルストリートという駅で降りるのだけれど、息子が行きつけのバーで、ビールを飲んでから行こうかと言い出した。アスタープレイスという駅で、ニューヨーク大学のある駅だ。近くには、うどん屋や、日本食品のスーパーもある。

バーの入り口

バーの雰囲気

お気に入りのビールはステラ、ヴェルギービール。1パウンドだから、

かなり大きいサイズ。息子は3杯くらい平気。おつまみはポップコーン

を出してくれる。

ハッピーアワーのビールは半額で3ドル。他のメニューも9時までは半額。ジャズが流れ、

静かな雰囲気で、家から出て、別世界にきたという感じがする。

隣に、お相撲さんみたいに良く肥えたかわいい赤ん坊を連れた夫婦が座っていた。おとなしく、こちらを見て笑っている。こういう光景はめずらしい。

 アストリアのアパートは居心地がいいから、息子も、家に帰ると、再び出てこようという気がなくなるそうだ。マンハッタンに居ると、外に出たいというエネルギーが強くなる。

 ビールで、食前のひと時を味わって、降りた駅にもどって、カナルストリートへ。

中華街はほとんどの店が閉めていて、あたりは暗くなっていた。目指す中華の店の前には

人だかりが出来ている。

 

いつも混んでいて、待つのが当たり前の店だ。お腹にビールとつまみが

入っているので、いらつかないでで待つことが出来る。

  

 ジョーンズ、シャンハイ、という店は、小ろん包で有名な店。海鮮が7ドル90、豚肉のが4ドル90

大きいので、8つ入っているのを一人で食べると、他のものが食べられなくなる。海鮮のを注文して

二人で食べる。

今日は牡蠣のフライがスペシャルなので、それを頼む。季節の野菜は、水菜のガーリック炒め。それにシンガポールチャーハンを注文した。どれも量が日本で出される倍はある。

 全部は食べられないので、包んで持って帰る。ほとんどの客は、持って帰っている。

水菜は、少し硬いけれど、味は良い。牡蠣をふんだんに使ってあげたフライは美味しいけれど、

量は控えめにしないと、油だから食べ過ぎると後でもたれる。米麺で出来た焼きそばは、カレー味で、軽く作ってあるので、いくらでも入る感じ。隣に座ったアメリカ人のカップルが、それはなんというのか聞いてきた。彼らも同じものを注文した。私達も、待っている間に、中で食べている野菜の炒め物と同じもの、と言って注文したら、季節の野菜だということで、水菜だった。

 美味しいものを食べに行くには、時間と労力を惜しんではいけない。支払いは、52ドルぐらい。

60ドル出して、残りはチップに。大衆的な中華料理では、15パーセントぐらいでいいみたい。

 日本人は、チップをけちりたがる人が多いらしい。日本食のレストランで、チップを置かない人もいるとか。最低で15パーセント、サービスがよければ20パーセントというのが常識らしい。働いている人達は、お給料をもらっていない。チップを分けてそれが彼らの給料になるから。