初めての京劇

初めての京劇、を西宮芸術センターで、初めて観た。

一度、ちゃんとした舞台が観たいと思っていた。

何度か観ている人もいる。ずっと観ている人もわずかながらいた。

私が興味を持ったのは、テレビで、京劇役者のドキュメンタリーをみた時。

それまでにも、玉三郎の、昆劇、牡丹亭を見ていた。映画で高倉健が、息子の足跡を訪ねて、監獄で、京劇役者にカメラを回すシーンでの、役者の演技に惹かれて、観てみたいとは思つていたが、テレビのドキュメンタリーは、強烈なイメージだった。

西宮で上演されたものは、主演の一三妹を演じた、張佳琴、という女性が、抜きん出て旨かった。というよりも、他の人達がまずかった。

子供で、大島陸、という男の子が、他のメンバーの中で光っていた。

はじめに説明があって、京劇の見方がわかって面白い。

観客は、要求された拍手とハウという声かけに慣れていなくて、出てくるたびに、動きが止まるたびに、しなくてはいけないみたいに拍手している。

反応がないと、役者は受けが悪いと思い込んで気落ちするといわれたから。

本当の迫力ある舞台が観てみたいけれど、これで卒業かな。