尾道

ブログの下書きを書いて、投稿しようとしたら、500のスペースが一杯になっていて、

投稿できなかった。

アクセスして、下書きをまず削除し、それから長い間かかって、写真を抜いて行った。

何時間もかかって、手がおかしくなるくらいかかって、やっとわずかに40のスペースが空いただけ。

それで、iPhoneから、下書きにしていたものを投稿しようとしたら、すっかり消してしまっていて、ワードに文章が残っているかと思って開いたら、それもなかった。がっくり。

時間かけて書いたものがなくなっているので、気が抜けた。

有料の、独自のドメインとサーバーを借りて、独自のブログを立ち上げたいのだけど、それも技術不足でむつかしい。

何度か、ブログを消して、やってきたのだけど、限界かな。

尾道に行った時のことを書きたい。

友人は、帰りに尾道に行きたいとの要望だった。雨風が強いとの予報。

友人は、博多のホテルで500のビニール傘を買っていて、私はその後、216円のビニール傘を買っていた。内容は雲泥の差だったが、帰りに捨てて行っても良いと思っていた。私が買ってから、一度も使うことなく、持ち歩いていた代物。使えるなあ、と思っていたら、ホテルを出たら、ぽつぽつ。

傘がいつほどの雨でもない。携帯の折りタタミ傘はいつも持っているが、風があるときは使えないし、頭がカバー出来るほどの小さい傘だから、ビニール傘を買った。

湯田温泉から、駅までの道で、中原中也の記念博物館がある。外からだけ見て、駅に。

湯田から、新山口まで、特急トキに乗るつもりだった。トキは日に4本、新山口から、津和野に走っている。駅に行くと、その前の普通に乗れるから、と言われた。

新山口で,、次の特急トキに乗ると、5分の乗り換え時間しかないとのこと。

乗り遅れたらいけないので、普通に乗った。車内は混んでいて、空いている席は一つ。スーツケースを置いている人の席で、割り込んで入れてもらった。

前の席の女性は、下関に遊びに行くという。山口なら、雪舟庭に行ったのかと聞かれた。

私一人だったら、行っていたのだけど、友人が疲れて、行きたくないというので、五重の塔から、引き返した場所だった。

下関の唐戸市場にも行きたかった所。その女性は、唐戸市場で、さしみを料理してもらって食べるものお勧めだと言う。

私は動きすぎる感があるのだけど、興味が一杯あって困る。

前の女性は、団体だとしたいこと観たい所に行けないので、一人で行動すると言われる。

旅は道連れで楽しいけれど、確かにそれは言える。良い面と悪い面は何にでもあるから。

尾道について、頂上まで、タクシーを使えば良いと思っていた。

友人はケーブルに乗りたくない、怖いというから。

所が、タクシーの値段を聞いたら、ケーブルに乗ると言い出した。

ケーブルまでの道を歩きながら、どこかで昼食を先にしようということになった。

尾道はグルメの宝庫。

イタリアンの美味しい店も多い。友人は、ピザかパンが食べたいことがわかっている。

海鮮が好きだけど、友人がアナゴにも興味を持っていたので、どちらかにしようということに。

観光案内所で紹介された、イタリアンは、28年やっている西山という店。隣は牡蠣の専門店のよう。そこでもアナゴはあるだろう。

迷って、イタリアンから出て来た人に聞いたら、常連さん。美味しいですよ、との一言で決めた。

パスタランチ化、西山ランチ。パスタとメイン料理がついた西山ランチ。

どちらもガーリックトーストがついている。

私は、メイン料理だけのランチは出来ないかと聞いた。

パスタも美味しいけど、メインのサーモンのタルタルソースが食べたかった。両方食べると重い。

朝もしっかり食べているから。

パスタランチと同じ値段で換えてくれることになって、私はそれで、というと、友人もそれに変えた。

飲み物が付いて、私はワイン、彼女はコーヒー。

後で、またほかのものを食べたいから。アナゴが目当て。

どれもすごーく美味しかった。

尾道には、ナポリから移住した、イタリアンの店があるらしい。そこも行ってみたい。

ケーブルに行くと、私は320円、友人は身障者なので、160円。

喜んでいた。

ケーブル乗り場で、友人はチケットを買いながら、怖いというと、前の席に座っていたら大丈夫だと言われていた。

中に入って、3分間、風が強くて揺れた。友人は良く耐えていた。

ケーブルから降りて、文学の道を歩いて、千光寺に着いた。寺の境内からの眺めも素晴らしい。

お参りしながら、友人は一人笑い出した。恐怖も、お金で耐えられる自分のいい加減さに一人笑っている。1500円のタクシー代だと言われて、一編に気持ちが変わることに苦笑している。

降りながら、尾道の文学館などを訪れる道は大丈夫

尾道文学の館が、一番面白かった。林ふみ子の東京での部屋が再現され、写真がずらりと並んでいる。

説明するボランティアのおじさんの説明がまたとても面白い。

林ふみこは、悪女の極みで、しかも最高の女性でもある、というフレーズから始まる。

どんなに悪いかというと、貧しかったふみこは、男の援助で女学校に行けた。その学校で、悪いことばかりやっていて、札付きの不良だった。

すごいのは、川端康成が、ふみこの死の葬儀委員長をしていて、「生前の悪事は、仏になって、償ったので、許してあげてください。」と述べたとか。

ふみこに男の人達がふりまわされ、みつぎ、援助して、それでのし上がった女性。背丈は143センチで、美人じゃない。燃えるような情熱に生きた女性だと私は思う。

パリに行き、当時のフランス文学者の頂点にたつ日本人や、ジャンコクトーも恋のとりこになって、日本まで追いかけてきたという。

つまり、魔性の女なのだ。

そういう女性はいる。岡本かのこ、与謝野晶子、瀬戸内じゃくしょう、など、情熱に身を悶えて生き女性達。

だけど、林ふみ子は、悪女であることで、トップだった。

おもしろい。彼女は、養子をもらっている。そのこも盲目的に愛したのだろうなと思う。

貧国が抜けなかった女性。

尾道を下りて、アナゴ丼を探して歩いた。

商店街でマップを見ていたら、紳士が声をかけて、困っていることがあれば、と。

あなごが食べたいというと、もう閉まっているかもしれないが、まだ空いているかと言って、

すし屋の店に聞きに行かれた。

大丈夫だから、と言って、その紳士は店に入るように言って立ち去っていく。

あなごの押しずしとにぎりのセットなら出来るとのこと。友人は生魚の食べられないものがあるので、

聞いていると、食べられるものばかりだったので、海苔巻きにぎりのセットを頼んだ。

その店の寿司も、とても美味しい。また食べたい。

早めの夕食になった。尾道の駅に着くと、美味しそうなアナゴがたっぷり乗った、アナゴ弁当がある。

あれもこれも食べたいモノばかりの尾道

友人はラーメン食べないけど、私は尾道のラーメンも食べたい。うどん屋も並んでいて、そこのかきあげの天ぷらうどんも有名。美味しいそうだ。お好み焼き尾道名物。