松竹座、初春歌舞伎

松竹座に、歌舞伎を観に行きました。

出し物も内容も充実した、お正月にふさわしい、楽しいお芝居です。

鳴神の、壱太郎と愛之助の息が合って、互角の演技で火花を散らせて、とても良かった。

次の、扇雀が、傾城から、獅子まで変化に富んだ、長時間に及ぶ舞も、玉三郎のような、艶やかさには、かけるけれど、体力のいる踊りに、驚嘆しました。

50分間の、踊り、しかも、重いカズラをつけて、軽やかに踊るのですから、凄い。獅子になつて、頭を振り回すのも、長くて、拍手が、止んでも、どんどん早くなるので、また拍手をやり直すくらい長かった。

三作目のらくだは、愛之助と中車のコンビで、観客を大いに笑わせていました。

中車は、踊りはだめだけとど、世話物の演技は、抜群、歌舞伎役者がかなわない。自分の当たり役を作って、なくてはならない存在感を発揮するこの頃です。