第九、フェスティバルホール

昨年、フェスティバルで、暮れの第九を聴きに行き、福井敬という、テノール歌手に魅せられて、今年も行きました。

安い席で、前席があったので、6番だと丁度良いと思ったら、一番前。演奏者の足元が見える席。福井さん達の歌手の姿は全く見えない。

背後の、コーラスの人達は、少しだけ見える。

その変わり、指揮者の井上道善さんの、細やかな手の動きまで見え、コントラバスの重厚な響きが、体に響いて、素晴らしかった。

2楽章のメロディーが、演奏されると涙が出てきて、ベントーベンの旋律の優しさ、悲しさの混合した、言葉では表せない感情に響く美しさに、ベントーベン の、天与の楽聖の神髄に触れるよう。

3楽章の歓喜へと、次第に盛り上がっていくと、観客も、我を忘れて、つられて、歓喜を一体となって共有していく。

音楽好きの近くに住む方を誘って行ったので、その人はいつも、梅田からタクシーを使うといわれるので、ちょっと贅沢して、フェスティバルに。

行き帰りタクシーだと、早く帰って来れました。

二人だと、片道350円くらい。

暮れの仕事が沢山ある、時間が欲しい時期なので、タクシー使うもの賢明だと思った。東京から娘さんとお孫さんさんが帰って来られている。

庭に出来た、レモンと八朔をいただきました。庭作りが好きで、お花がいつも絶えることなく咲いているお家。

一緒 に話していると、すぐに帰って来られたわ、とおっしゃるので、話していたのはあなたでしょ。

風邪の咳しながら、ずっと話し続け。私は聞き役だから、気を使うこともなくて、こういうのもありだなあと。