クリスマス

母が入居している老人ホームも、クリスマウスツリーが、各階に飾られて、クリスマスムード。

外見は、綺麗で、お花があり、掃除も行き届いているけれど、入居している人達のお部屋は、寝たきりの人もいれば、様々。

母は、クリスマスもお正月もわかってないよう。それは母には、記憶に足りることではないということなのです

一日中、舟木一夫のビデオをかけている、テレビの前にいるか、外に出て徘徊するかの毎日。

裏庭の紅葉が綺麗なので、母に見てもらおうと思っても、外の景色を怖がって、紅葉は目に入らない。

赤ちゃんから、一人立ちして、長い人生の終末期になると、下のお世話にならなければならない。

赤ちゃん返りはないのです。

心の底には、大人の精神が根付いている。

なんでも、できるという意識は、健在なのてす。

だから、辛い。恥ずかしいし、悲しいし、辛いのです。