顔見世、南座

恒例の京都南座での顔見世に、行ってきました。

アメリカから帰って、朝早く起きているので、買ったチケットの番号を見ておこうと、パソコン開いたら、11時からだと思い込んでたのですが、10時半からだつて、ラッキーでした。

お弁当を高島屋で買うつもりで、早く出たのですが、美濃吉で帰りに食事しようと思って、河原町にある、神戸屋でモーニングを食べました。

しっかり食べておけば、お昼にお腹が空かないので、芝居がはねてから、美濃吉に行けるから。

3階の一番前の席のが良いのですが、なかったので、右手の席を買ってきました。9500の二等席。

舞台に近いけど、身を乗り出さないと片側が見えない。

耳が遠いから、聞こえないセリフもあって、適当に想像する場面も。

最初の、基盤太平記は、扇雀が、蔵之介を演じて、厳しさにも情のある良い演技をしていました。力役の壱太郎さんも良かった。

妻役の、孝太郎さんは、苦労人の健気な女役ははまり役。

涙を誘うお芝居で、とても良かった。

師走は、忠臣蔵が定番だけど、愛之助は吉良の間者で、山科で働く下代で、蔵之介が、全く仇落ちの気配がないと報告し、逆に助ける役所。

2番目の吉野山は、橋之助の忠信に藤十郎静御前のコンビで踊り。

忠信は、猿之助が美味すぎるのですが、橋之助は大柄できっぷがいいから、可愛らしさといじらしさがないけれど、かつこの良い、頼もしい忠信としては、良かった。

3番目の、河㽵は、先代の鴈治郎の名演技で有名な役。

鴈治郎襲名の花なのてすが、聞き取れなくて、話の面白さがわからなくて。

お楽しみは、仁左衛門の土蜘蛛。このために、チケットを買ったようなものです。

能と歌舞伎のコラボのような舞台です。お正月らしい、華やかで、めでたい舞台。後ろにずらっと、お囃子とうたい。松の背景。

ほとんどの役者が勢ぞろいで出ていて、踊りが主の舞台。橋之助扇雀愛之助の3人の共演の踊りも楽しませてもらいました。

仁左衛門の土蜘蛛は、よく似合う。赤い舌も、少しだけ出す程度で、品のある気高い土蜘蛛。背が高く、威厳もあって素晴らしい。

玉三郎が、時々このような役をするのだけど、似合わない。そのうえ、赤い舌を思いつきり出して、その長いこと。あれは嫌い。

お腹を空かせて、美濃吉に

いつものお弁当を注文。

顔見世ように、デザインした紙が貼ったお重。

サービスの飲み物は白ワイン。

プレゼントのハガキも持って行った。

立ち吉のお皿をもらった。軽くて良いお皿をまえにももらって気に入ってきる。

お料理が美味しい。久しぶりだから、余計にそう感じる。

4時以降に、女性には、デザートをサービスしているとかで、プリンが出された。

凄くお値打ち。申し訳ないくらい。

東山が、雨に、薄雲の霞のよう。

一人ではもったいないのだけど、今年はもう、京都まで来る時間がないと思って。

夜の部も安い席が空いてれば見ようかと思って、南座のチケット売り場に行ったら、一等だけが残っていた。

海老蔵の弁慶、上手くなったかな。観たかったけど、25000円で、途中からはもったいないから、やめた。

祇園のかつら屋で、椿油を買った。

9月に収穫したばかりの、しぼりたて。

かつら屋の椿油は、猿之助からの情報で使っている。