朝食に行くと、ほとんどの席は埋まっていた。
家族連れがほとんど。
感謝祭の連休なので、家族でディスニーランドに遊びに来た人達で
一杯。
アメリカでも、おじいちゃん、おばあちゃんが、娘夫婦と孫を連れて
いる光景は変わらない。
アメリカは、子供が3人、4人というのは珍しくないから、家族の光景は賑やか。
明るい顔をしたおじいちゃんと太った笑顔いっぱいのおばあちゃんは、一つのテーブルに家族全員が固まっている。
こちらの方に、おじいさんとおばあさんの夫婦だけで座っているテーブがあって、
子供や孫は別に座っているようで、おじいさんは一度手を振っていた。面白くなさそうな顔をして、痩せ気味のおばあさん。息子夫婦と来たのかな、なんて想像している。
3代でやってきた人達と、夫婦に子供というグループ。とにかく、子供が一杯。
空港のこのホテルは安価だし、車をとめるのも無料だから、車を利用する人達は、
こういうホテルを利用すると便利だろう。
アメリカのホテルは、家族が一緒に泊まっても同じ料金。
ワッフルが人気なので、作るのに、時間がかかった。一つ作るのに、3分半くらいかかかる。
バナナとヨーグルト、それにワッフルがあれば満足。
マフィンを一つとオレンジを部屋に持ち帰った。昼食を食べなくても、これがあればしのげるから。
お昼にホテルを出て、シャトルで空港に送ってもらった。市バスに乗るというと、わかった、と言って、市バスの乗り場まで送ってくれた。
市バスは2ドルで、次に泊まるホテルの近くまで行く。ネットでバスでの行き方は調べてあった。
タクシーなら40ドルくらいかかる。有料のシャトルバスも充実しているようだけど、片道20ドル。タクシーだと15分から20分で行けるけれど、バスは1時間10分かかるし、本数は少ないので、時間に間に合わせて行動することになる。
42番のバスが、インターナションルドライブに行っている。
バスの中から通りをみているうちに、場所の感覚を覚えることができる。
インターナショナルという通りにやってくると、これから使おうと思っている、
トロリーの1番という停留所があった。そこからは、ずっとトロリーが通っている。
私が泊まるホテルのあるバス停は、インターナショナルドライブとオーストリアコートという停留所で、トロリーだと15番と同じだった。
その前に観光案内所があったので、そこに入って、ホテルへの行き道を聞いたら、
案内所の裏側に位置することがわかった。
バス停で降りても、どちらの方向に歩けばよいのか迷うことが多い。トロリーの看板を見て、大体の見当はついたけど、念のために、観光案内所でも確かめた。
ホテルに着くと、部屋は用意が出来ていた。ネットでチェックインの時間を知らせていた。
素敵なスイートの部屋。リビングスペースとベッドの部屋、キッチンがある。
ネットにつないで、息子に見せてあげようと、コンタクトを取った。
息子は、興味なさそうで、ソファーに寝転がって、テレビを見ている。
感謝祭で連休なので、のんびりしているそう。
私は、日本にいるから、ホテルというと、広いと感心したり、素敵だと喜んでいるけれど、息子達にとっては、平凡な光景にすぎない。
スプリングヒル、スイート、というのは、マリオットの安いホテルだろ、という。
違うわよ。マリオットでも、良いホテルの方です。レジデンスインと一緒になっている。というと、レジデンスの方が高級だという。
息子は最近、ハンプトンインをよく利用するという。ハンプトンは、ヒルトン系列のホテル。
ヒルトン系、マリオット系、インターコンチネンタル系、の三つのホテルがアメリカではティピカルになっている。
日本でもこれらのホテルが進出して、日本のホテルを買収したりして、合併されている。
このホテルの快適さは、外に出ていきたくないくらい。
もったいないくらい。私にとっては。
アメリカは家の広くて、ホテルみたいだから、アメリカに住んでいる彼らには珍しくないのだ。
日本のホテルの狭さに慣れているので、こんなに広い部屋は、それだけでうれしい。
部屋は快適で、広いベッドが二つあると、一人では、ああもったいない、と思う。
3人で泊まればどんなに良いかと思ってしまう。
二人は全然関心ないのに。
レンタカーを借りようかと思い、免許証は持ってきたのに、国際免許証を忘れて来たので、レンタカーを借りられない。
飛行場についた日は、疲れているから運転は無理だと思うが、翌日からホテルで手配してもらえるので、それなら少しは乗れるような気がする。