シカゴから、シンシナティーへの飛行は短いのだけど、隣に、信じられないほど太った体の人が来て、仕切りの手すりを上げてやっと座り込んだのはいいけど、私は押しやられて、座っているのがやっとの状態。空いている席に変わっても良いかと聞くと、まだ乗客があるので、席に着いてから、空きがあれば、と言われた。
ゲートは5分前なのに、まだ閉まっていない。
以前に、10分前にゲットが閉まっていて、乗せてもらえなかったことがあるので、当然閉まっているのかと思った。
それから数分して、客が座り終えると、空いている所に変えてもらえた。
あんなに太った人は珍しく、セイフティベルトが足りなくて、足してもらっていた。
ぶよよんと、私の体にのしかかって来た感覚。
飛行機は予定通り、シンシナティーの空港に着いた。寒いのかと思ったら、半そでで出迎えてくれた。
先週は、ダウンがいるくらいの寒さに震えたという。
紅葉は終わったかしら、と心配したけれど、葉が散っているものの、まだ美しい。
これを見るために来たようなもの。
紅葉で、一番の思い出は、ニューイングランド。
その美しさに、涙が出るほど感激したものだった。
日本の紅葉は次第に色が変わっていく、グラデュエーションの美しさだけど、こちらは、黄色一色だったり、赤と黄色の対比の美しさが際立っていたり。
紅葉の中の落ち葉を踏みながら歩くのが好き。
夜寝られなった。明け方やっと寝付いたかと思うと、
家の主達の話声が聞こえる。10時になっていた。
近くに新しくできたモールを見に行き、ベトナム料理の店で、朝昼兼用の食事。
生春巻きと、野菜の焼きそば、どちらもとても美味しい。
一人旅だと、黙々と一人で食べる食事のわびしさが、一緒に話しながら食べていると再認識する。
何でも一緒に食べると倍も三倍も美味しいのだとも思う。
家族と呼べる人達との憩いの時間。
売りに出していた家が売れたそうだ。
息子は、家をこの近くで買うことを検討しているようで、食後、外から売り家を見に行った。
今の借家から、引っ越すことを考えていようだ。
どこも車がないといけないような場所ばかり。
環境の良さでは申し分ないようで、ゴルフに凝りだして、ゴルフ場の芝が、裏庭に見える所が欲しいようだ。
アメリカは都市以外は、どこも車がないとだめなので、私はヨーロッパの方が懐かしい。
彼らは、アメリカの広い大地とゆったりいた空間の家で暮らすようになって、そこから都会にアパートなどには興味がないよう。
畑だった所にいつのまにか、モールが出来て、まだ建設中の店もあるなか、そこから来るのか、車の駐車場は満員で、レストランはどこも人待ちの状態だった。
買い物好きのアメリカ人達に支えられて、どんどんモールが建っている。
オハイオは、人口増加が激しいとか。どの家庭も、子供達がいる。
JMやトヨタ、ホンダなどの日本企業も多い。工場で働く人が多く、給料も高いほうで、暮らしは豊かなのだとか。
立派な車ばかり。