デイユースは有意義だった。

クラウンプラザホテルでのデイユース、有意義だった、

ホテルからのシャトルを待っている時は、空腹と寒さで、やめておけばよかったと後悔

していたけれど、ホテルで美味しい朝食も食べ、ウェイクアップコールを1時にお願いしして、

4時間くらい、ぐっすり寝られた。

3時にチェックアウトするまでに、次に行く、スリープインへの行き方を調べて、このホテルから直接行ったほうが便利そうだなと思った。

受付では、タクシーを呼んでくれるというのだが、18ドルといわれた。地図で見ると、歩いて1時間10分の距離で、5キロ程度になっているのに、タクシーは高いなあ、と思い、

メトロのワンデイカードを売っているか、と聞いたら。ヒルトンホテルで売っているとのこと。

何処ですか、というと、向かい側のホテル、という。

戻って来るから。と言って、出てみると、パークウェイが走っていて、その向こう側のよう。

クラウンプラザの隣は、ラディソンホテル。ヒルトンにどうしたら行けるの?。

バスを3つ乗り継いで、次に泊まるスリープインに行くつもりだったので、一日チケットを買わないといけないと思って。

ホテルに送ってきたタクシーが、ぼっとしている私に、どこに行くのか、と聞いた。

スーツケースをもって、リュックを背負っているので旅行者であることは疑う余地もない。

スリープンに行くので、バス停を教えてほしい、なんて、タクシーに言ってしまった。

タクシーは、15ドルで行くという。雨が降ってきて、雨雲も黒く出ているので、タクシーに乗ることに決めた。

運転手は、インド人だった。親切な人で、「昼間は歩いてもいいけど、このあたりは治安が悪いから、夜はタクシーを使うように、」と言われた。犯罪が増えているという。

ホテルまで、遠回りしたのか、結構な時間がかかった。フロントまで、ついていってくれそうな雰囲気で、一緒について来てくれたけど、大丈夫だと言って、私は一人で地下のフロントに。

 タクシーの中で、インドの経済成長はすごいとほめたので、それが彼には嬉しかったのだろうか。

でも、ほんとのことだもの。おだてたわけではない。

ホテルは、クラウンプラザの優雅で広い空間とは比べ物にならないくらいのビジネスホテル。

ニューヨークはどんどん遠くなる。空港のホテルで。二つ星が、2万円。それも安いタイミングで予約してのことだった。

昨日、ホテルの案内所で、どうしてこうホテル満室、値段が高いのか、と聞いたら、

USオープンがあるからで、それも、最終日なのだそう。どのホテルもフルだったので、

空港で寝ている人も多くいたわけだった。

迎えの人たちは、USオープンの花形を一目見るために来ていたよう。

そんなこととはつゆ知らず、国連総会でもあるのかと思っていた。

スリープンに入ってから、地下鉄のF線が、あるというので、出かけた。

お腹がとても空いていた。朝6時に食べてから、4時まで何も食べていない。

ホテルは、何もないし、周りをみまわしても、ほとんど何もない。

ジャマイカ通りまで来ると、息子のアパートから帰ると時によく使っていた

Q10のバスが走っていた。ジャマイカ通りには、スーパーもあって帰りに買おうと思いながら、

F線の終点駅に、歩いて、13分くらい。

マンハッタンまで行くと、暗くなるので、フォレストヒル、という駅で降りた。

ここは、息子のお嫁さんに連れてきてもらってから時折来ていた所。

ユダヤ人のニューヨーク村という場所で、何でも揃っている。

シティーバンクがあったので、お金を出そうと思ったら、私のカードが赤に点滅して、入れない。

しばらくまって、誰かが入るときに一緒に入って、300ドル出した。これで少し安心だ。

トイレに使う、本屋さんに入ると、故障かメンテナンスで使えない。

サブウェイがあったので、サンドイッチを買いワイショップで、小さい180ミリのワインボトルを買った。

外は暮れかけている。ニューヨークは日本並みに暮れていく。

地下鉄に乗って降りたら、暗くなっていた。来た道のつもりで、どんどん暗い道を行くと、どうも間違えているようだと気がついた。出てきたのが、違っていたよう。

通りは、ほとんど人がいない。

やってきた人に聞いたら、反対側だった。急いで、来た道を引き返した。ジュアマイカ通りにあった、マーケットなど、すべて閉まっている。

また歩いて、ホテルのある通りまでたどりついた。一時間近く歩いている。

サブウェイのサンドとワインがあるので、足らないヨーグルトと水をかうつもりだった。

ホテルのそばに、サンドイッチとちょっとした食料品の店があるので、そこに行った。

ヨーグルトはなく、水とバナナだけ買えたので、これで今夜のディナーは完璧。

明日はまた空港に6時に出ていく。朝食は6時からなので、食べられない。

サンディエゴが思いやられる。海外に出るときは、携帯をレンタルしていかないといけないように

なってしまっている。便利が不便になって、電話機もなくなって、ホテルへのリザベーション電話も、どんどんなくなって行く。ネット予約が増えたせいだ。ネットで事足りるようになって、直接携帯でピックアップ依頼があると、それからホテルは出ていけばよいようになって、無駄をなくしている。まだ、ニューアークのほうが、ヘルプの人がいて、カウンターもあって、ずっと便利。夜中は知らないけど。ケネディは荒れ野に立っている感じ。人っ子一人いなくなる夜中は。

ニューヨークの二泊はこうして終わろうとしている。何処にもいけない。眠るための場所探し。