映画「あなたを抱きしめる日まで」

    映画の半券で、茶碗蒸しが無料。

見たかった映画「あなたを抱きしめる日まで」を観に行きました。

その前日、1時半からの上映だったのが、5時55分に代わって、

翌日からは、朝9時半からになるので、今日しかないと思ったのです。

http://mother-son.jp/

 予告編

朝から、医者回り。昼ぎりぎりに、内科の医院に。

前回は、6時半に閉まるのを知らず、当然7時だと思い込んで。

医院に行くと薬局に電話して、患者の処方が行っても良いかと医者が聞いています。

私はすぐ傍に薬局があることを知らなかったので、逆瀬川まで行っていたのです。

医者は、薬局がなければ、処方箋を出しませんと言われました。

閉店せずに待ってくれていました。

薬剤の値段は違うのですね。薬局の処方箋を持っていけば、どこも同じだと思ってたのですがこの店の方が安いのです。

今回は、胸の痛みのことを言うと、胃かもしれないと言って、薬をくれました。

早食い、大食い、肥満で、食後すぐに寝る人がなるのだとか。咳も胸の痛みや、締め付けられるような感じがするという症状が出るそうです。

 酸の多いものを食べると、確かに胃酸過多がわかるし、もち米で出来たものも、胃酸があがってきて、以前からその傾向はあったようです。

 午後は、3時から始まる、眼科に。薬が切れたら、ということで、2か月ぶり。

 この眼科では、眼底検査と視力検査を定期的にしてます。

これも安心の一つ。

視力は、右が1,5、ありました。勿論メガネの度数をいれてですが。

前回は、まつ毛が逆に生えているので、抜いてもらったのですが、今回もぎりぎりとか言われて。これが痛いのです。痛いですね、と言いながら、ちくりちくり。

 ドライアイはこのところ、順調なのですが、薬はかかせない。

 医者通いは、お金がかかるものですね。

歯医者と眼科、内科と3種の神器のように毎週、お金が出ていきます。

 眼科の近くにある図書館で、伊集院静推薦の本があるかと聞いたら、一冊あって、あとの木下しょうぞうという人の本は、予約しました。

それから、車でガーデンズに。

あなたを抱きしめる日まで」を見ました。

 実話です。重い話ですが、とても良い作品です。

 アイルランド人は、情熱的でエネルギッシュな人という人間像が、どの映画でも見られます。

カトリックが、パッションを弾圧する為に使われていたのだと思われます。

「マジソ群の橋」でイタリア人の血が静かな生活に中に抑え込まれた情熱を爆発させますし、相手の男は、太古の昔から自由な心を持っていた、アイルランド人だった。

 その二人が、運命的な恋の落ちるわけですが、「あなたを抱きしめる日まで」の少女が、

 情熱の身を任せ、子供を宿してっしまって、修道院で出産、多くの少女が、密室で違法な出産で、命を落としている。

 彼女達は、宗教的な罪の意識を持ちながら、情熱の局地としての、恍惚を体験したことへの幸福感も抱いている。

 まさに、パッションなのです。宗教的な神秘がそこに隠されていて、それが真実なのです。敬虔な信者でいることは、恋の情熱にもひた向きに突っ張れる。

 貧しいアイルランドの国で、多くのそういう罪の子が生まれ、それを修道院は、アメリカからの客に売っている。

 この事実も、隠さねばならない罪深いことですが、同時に、未来を子供達にギフトするという神のご加護でもある。

 この映画の中で、主人公の女性が言います。

「私は誰も憎まない。憎まないことのは、心にどれほどの痛みを伴うことでしょう。

 憎み、許さないことも、深い苦しみが伴うものです、」

息子は、アイルランドの、彼女が子供を生んだ修道院の墓地に葬られていました。

 最初の場所に、戻ったのですが、それも、神の秘儀なのかもしれません。

 母親の愛は、息子に知らず、届いていたのです。

エイズという病気は、血の病です。愛の結果の病です。

パッションの神秘、歓びと苦しみ、人間の原罪を、見事に堀おこし、私達の心に

鏡をうつす作品です。